新感覚のアート体験:大野修 個展「Bug-Fi」
音楽と立体的な造形が見事に融合した大野修の個展「Bug-Fi」が、東京・西麻布のオルタナティヴ・スペース「WALL_alternative」で開催されています。会期は2025年9月3日から27日までで、日曜は定休ながらも、特定の日は営業しています。入場は無料で、予約の必要もありません。
アーティスト大野修の存在感
大野修は福岡出身で、九州産業大学と東京藝術大学の院を修了したアーティストです。彼の作品は、不要になった楽器やプラスチックといった人工的な素材を使ったブリコラージュの手法で表現されています。音楽カルチャーからインスパイアを受け、「衝動」を作品制作の原動力としている大野のアプローチは、観る者に新しい体験を提供します。
注目の展示内容
本展では、特に注目すべき点がいくつかあります。まず、《Chunk》シリーズから派生した新作4点は、印象的な三角錐を取り入れています。さらに、ヴィンテージギターをテーマにした《Cover》シリーズでは、新たな挑戦として立体作品20点を初披露。特に目を引くのは、3メートルの長さを誇る《Frame》シリーズで、見る者を圧倒します。
そして、今回の個展での特筆すべき新試みとして、音楽家の梅原徹とのコラボレーションによるサウンドインスタレーション作品が展示されています。作品と音が反響し合うことで形成される空間は、まるで立体的な夢の中にいるような没入感を与えます。このサウンドは特別パッケージとして販売されており、30個限定で販売されています。
特別イベントの開催
展示の中でも特に注目すべきは、会期中に予定されている特別イベントです。9月13日(土)には、大野修と梅原徹によるトークと、ブリコラージュで作られた楽器による特別な演奏が行われます。事前申し込みが必要ですが、参加は無料で、一杯のドリンクを購入する形式となっています。
おいしいトリートも
さらに、会期中のバーでは、大野の故郷・福岡県にちなんだ特別メニューも提供されます。福岡産のトマトを使った生ハムロールや、あまおういちごを用いたシェイクが楽しめます。また、地元ワイナリーのワインもサービスされるとのことで、アートに触れながらおいしい料理も堪能できます。
まとめ
大野修の個展「Bug-Fi」は、アートと音楽、そして食が融合した新感覚の体験として、参加者に感動を提供します。音と形、そして新たな試みが織り成すアートの世界を通じて、観る者に新しい視点を与えてくれることでしょう。この機会にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?