JASRAC音楽文化賞
2025-11-18 16:52:31

第12回JASRAC音楽文化賞受賞者が決定!音楽文化の未来を切り開く取り組み

第12回JASRAC音楽文化賞受賞者発表



2023年11月18日、日本音楽著作権協会(JASRAC)によって第12回音楽文化賞の受賞者が発表されました。この賞は、数字では表されない音楽文化の発展に寄与する地道な活動を行っている個人や団体を顕彰します。受賞者には表彰盾とともに、副賞として50万円も贈られます。

受賞者一覧



1. ぐらもくらぶ
2. 一般社団法人 HOPEプロジェクト
3. 株式会社 矢川ピアノ工房
4. 北海道農民管弦楽団

ぐらもくらぶ



顕彰理由
ぐらもくらぶは、貴重な音源を復刻し、CDとして販売しています。特に昭和初期の音楽や、東京の「浅草六区」、大阪の「大大阪」など、地域に根ざした音源を多く発掘しています。これにより、日本の音楽文化の豊かさを広く知らしめる活動が評価されました。

略歴・実績
ぐらもくらぶは、アーカイブ・プロデューサーとして知られる保利透氏が2010年に設立しました。以来、50作以上のCDをリリースし、音楽文化を次世代に引き継ぐ役割を担っています。近年では現代の演奏家が戦前の録音方法を再現するプロジェクトも話題となりました。

一般社団法人 HOPEプロジェクト



顕彰理由
原爆による被害を受けた「被爆ピアノ」の修復と演奏を通じ、戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えています。この活動により、次世代に平和の重要性を伝える役割を果たしています。

略歴・実績
HOPEプロジェクトは、広島で被爆したピアノを修復し、浜田市などでの演奏会を通じて広く知られる存在となりました。このピアノは現在広島市で常設展示され、多くの人々に演奏されています。

株式会社 矢川ピアノ工房



顕彰理由
矢川ピアノ工房は、古いピアノの修復と販売を行っており、全国各地で「被爆ピアノ」を使ったコンサートを開催しています。音楽を通じて過去を振り返り、平和を願う想いを次の世代に伝えています。

略歴・実績
1995年に設立され、これまでに約3,500回のコンサートを実施。また、子どもたちの学びの場として「被爆ピアノ資料館」を開設し、多くの人に平和の大切さを教えています。

北海道農民管弦楽団



顕彰理由
マザーファームとして知られる北海道で活動し、地域の農業と音楽を融合させたユニークなオーケストラです。「鍬で大地を耕し、音楽で心を耕す」をモットーにし、地域文化の発展を目指しています。

略歴・実績
1994年に設立され、年に一度の演奏会を開催し続けています。近年もデンマークや岩手県で演奏し、地域や都市との交流を深めています。

  • ---
JASRACは、今後も音楽風土を支える活動を行い、音楽文化の発展に寄与していくことを目指しています。音楽の力が未来を変える一助となることを期待します。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

関連リンク

サードペディア百科事典: 音楽 文化賞 JASRAC音楽文化賞

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。