医療的ケア児とその家族に音楽の楽しみを届ける
2023年、東京都府中市にあるソイナース府中Portにおいて、特別なクラシックライブが開催されました。このイベントは、小児専門の看護ケアを提供する株式会社Medi Blancaによって行われ、医療的ケアが必要な子どもたちとその家族が安心して生演奏を楽しむことができる場を作ることを目的としていました。
イベントの背景
ソイナースは、すべての子どもたちとそのご家族、看護師が健やかに生きられる社会を目指します。医療的ケアが必要な子どもたちの多くは、一般のコンサートやイベントに参加することに不安を感じているため、このような特別な場が必要とされているのです。そこで、100万人のクラシックライブの協力を得て、医療的ケア児とその家族が楽しめる環境を整えました。
クラシック演奏の内容
当日は、ヴァイオリニストの間脇佑華氏およびピアニストの竹内麻優氏がパフォーマンスを行い、参加した医療的ケア児とその家族は多くの笑顔に包まれました。演奏された楽曲には、子どもたちにもなじみ深い「サライ」「さんぽ」「手のひらを太陽に」、さらにヴィヴァルディ作曲の『四季』やサン=サーンス作曲の『動物の謝肉祭』の有名な楽曲も含まれ、幅広い世代に楽しんでもらえる構成でした。
会場には、子どもたちが心配せずに音楽を楽しむことができるよう、医療的ケアのサポートも整えていました。看護師が常にそばにいて、安心して音楽に耳を傾けられる環境が提供されたことで、子どもたちはリラックスした様子で演奏を楽しむことができました。
音楽に合わせて身体を動かす姿や、演奏者からの問いかけに元気よく返事をする子どもたちの様子が印象的でした。このイベントは、参加者全員が一体感を感じる空間となりました。
絵本とのコラボレーション
演奏の後半では、絵本の読み聞かせに電子ピアノの音を加えるプログラムがあり、参加した子どもたちは物語の世界にさらに引き込まれました。音楽と物語が織りなすユニークな体験が、子どもたちの想像力を刺激し、家族にとっても心温まる思い出となったことでしょう。
今後の展望
ソイナース府中Portは、医療的ケア児とその家族が地域の中で多様な体験や交流の機会を持てるよう、今後も様々な取り組みを行っていきます。また、同施設では見学や利用相談も受け付けており、安心して預け先を探しているご家庭に向けた支援も行っています。
このイベントで得られた笑顔や驚き、感動の瞬間を大切にし、さらに多くの医療的ケア児とその家族に音楽の楽しみを届けていきたいと考えています。
100万人のクラシックライブとは
100万人のクラシックライブは、年間100万人の人々に音楽の感動を提供することを目指し、全国各地で活動しています。演奏者との距離が近い、身近な音楽体験を通じて人々の心をつなぐことをモットーに、多くのライブが開催されています。
ソイナース府中Portについて
医療的ケア児や重症心身障がい児を対象とするソイナース府中Portは、看護師が常駐する安心の環境を提供しています。お子さま一人ひとりの興味や発達に応じた支援を行うほか、ご家族のレスパイトや地域とのつながりを大切に育んでいます。地域社会の中で子どもたちが豊かに成長していけるよう、支援の輪を広げていきます。