台湾との提携
2025-12-25 15:54:24

日本精化と台湾企業が共同で核酸医薬品の製造を強化

日本精化と台湾企業が核酸医薬品で協力



日本精化株式会社(本社:大阪市中央区)は、台湾の遺伝子シーケンシング企業、基龍米克斯生物科技股份有限公司(Genomics BioSci & Tech Co., Ltd.)及びグループ会社の日隆精化國際股份有限公司と協力し、核酸および医薬品製造プロセスに関する覚書(MOU)を締結しました。この提携により、今後の医療ニーズに対応した革新的な医薬品の開発が加速することが期待されます。

提携先企業の特徴



基龍米克斯生物科技股份有限公司は、2001年に台湾で設立され、精密医療ソリューションとゲノム研究に特化したリーディングカンパニーです。創業者である周徳陽博士は、ノーベル賞受賞者のフレデリック・サンガー博士の弟子であり、国際的なイネのゲノム解読プロジェクトにも参加してきました。Genomicsは、次世代シーケンスやバイオインフォマティクス、プロテオミクス、核酸・ペプチド合成を手掛け、臨床遺伝検査や出生前診断、癌リスク管理など幅広いサービスを提供しています。

提携の背景



台湾市場の核酸医薬品産業はまだ小規模ですが、今後は脂質ナノ粒子(LNP)やオリゴヌクレオチドの市場が拡大する見込みがあります。Genomicsは、オリゴヌクレオチドおよび核酸製造のプラットフォームに強みを持っており、日本精化の医薬品用LNP製造技術、そして日隆精化國際の台湾における市場ネットワークを組み合わせることで、より効果的な研究・製造のワンストップソリューションを実現することを目指します。

目指す未来



3社は、核酸および医薬品の国際的な製造プロセスにおいて継続的な協力を進め、日本と台湾の研究開発および産業力を結集します。これにより、世界市場への参入を目指し、医療分野における新たな挑戦を行います。

具体的な展開としては、Genomics主催のセミナーでの講演や展示会などへの共同参加も計画されています。これにより、さらに多くの業界関係者とのネットワーキングが期待されます。

日本精化について



日本精化株式会社は、1918年に設立され、精密化学品や香粧品、工業用化学品の製造販売を行っています。大阪府大阪市中央区に本社を構え、資本金は59億3322万円に上ります。公式サイトも設けられており、最新情報やサービスを提供しています。

公式サイト: 日本精化

このような強力な提携により、日本と台湾での医薬品製造プロセスが進化し、より多くの患者に利益をもたらすことが期待されています。


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