岡山大学がESD推進セッションを開催：持続可能な未来に向けた取り組み

岡山大学がESD推進セッションを開催

2025年7月16日、岡山大学の津島キャンパスで、「ESD（持続可能な開発のための教育）」をテーマにした第1回部局長等セッションが行われました。このセッションは、教育や研究におけるESDの重要性を深く理解するための活動です。

セッションの目的と背景

国立大学法人岡山大学は、持続可能な未来に向けた教育を進めることを目指しています。その一環として、今回のセッションが開催されました。この取り組みは、SDGs（持続可能な開発目標）達成の基盤を作ることを目的としています。このセッションは、大学の執行部や教職員が一堂に会し、ESDに関する知識と理解を深めることを促進する機会となりました。

講演とディスカッション

セッションでは、岡山市市民協働局の服部敬子課長、学術研究院の岩淵泰准教授、そして藤井浩樹教授が講師として招かれ、それぞれの専門知識を元に講演が行われました。

岡山市の持続可能なまちづくりとESD・SDGs

岩淵准教授は、岡山市のESDの活動特徴について詳しく解説しました。次に、服部課長は、岡山市のESDおよびSDGsに関する具体的な取り組みやその歴史的背景について講演しました。岡山市がESDをどのように実施しているかが具体的に示されたことで、参加者の理解が深まりました。

岡山大学におけるESDの取組の歴史と現状

藤井教授は、岡山大学内におけるESDとSDGsの取り組みの歴史と現状、そして将来について講演を行いました。講演終了後の質疑応答では、参加者たちが熱心に疑問をぶつけ、活発な議論が展開されました。

那須学長のメッセージ

最後に、那須保友学長がESDの重要性について強調しました。「ESDは各部局にとって重要な視点であり、教育や研究にこの考え方を取り入れていく必要があります」と語り、参加者に前向きなメッセージを送りました。

意義と展望

今回の部局長等セッションは、参加者にESDに対する理解を深めさせ、各部局が教育や研究の中でESDを意識して取り組む共通認識を形成する貴重な機会となりました。岡山大学は、地域中核・特色ある研究大学としての取り組みを強化し、引き続き持続可能な未来に向けた活動を進めていくことが期待されます。

ESDの推進やSDGsの達成に向けて、岡山大学の活動に目を向けていきましょう。