上杉謙信の歴史を再現する特別展
米沢市上杉博物館で、戦国武将・上杉謙信の歴史に焦点を当てた特別展を開催します。この展覧会は開館25周年を記念して行われ、期間は2027年4月18日(土)から2027年6月21日(日)までの約2か月の予定です。
特別展示『上杉謙信と川中島合戦』
展示の目玉は、修理が施された国宝「上杉本 洛中洛外図屏風」です。この屏風は、桃山時代の著名な画家・狩野永徳によって描かれた作品で、天正2年(1574年)に織田信長から上杉謙信に贈られたとされています。屏風は高さ約1.6m、各幅約3.7mの大きな作品で、洛中と洛外、つまり京都の街並みや四季折々の情景、そこに住む2500人の生活風俗が精緻に表現されています。
「上杉本 洛中洛外図屏風」は江戸時代に流行した洛中洛外図の中でも特に重要な作品であり、初期のものでありながらも保存状態が良好なことが特徴です。この作品は平成7年に国宝に指定され、多くの観覧者を惹きつけています。25年ぶりに行われた修理は、絵具層の剥離やひび割れが見られたため、令和7年度に「ガバメントクラウドファンディング®」を利用して実施されました。
丁寧な修理作業
修理作業は26ヶ月に渡り、文化財修理技術者が技術を駆使して行いました。絵具の剥離部分には膠(にかわ)を用いて再接着し、浮き上がった本紙には新糊を注入して整えました。このような繊細な作業が詰まった手間隙かけた修理によって、屏風は再びその美しさを取り戻したのです。
修理が完了するまでの約6ヵ月、技術者たちは毎日屏風に向き合い、次の世代のためにその歴史を守る意義の深さを実感しながら修理作業に臨みました。これらの作業を通じて、訪れる皆さんもこの変化をぜひ近くで感じ取ってほしいと思います。
展示概要
- - 企画展名: 開館25周年記念特別展『上杉謙信と川中島合戦』
- - 会場: 米沢市上杉博物館 企画展示室
- - 日時: 2027年4月18日(土)~2027年6月21日(日)
- なお、国宝「上杉本 洛中洛外図屏風」の展示は5月17日(日)までとなります。
- - 料金: 大人800円(640円)、高校・大学生500円(400円)、小・中学生300円(240円)
- (カッコ内は20名以上の団体料金)
この特別展を通じて、上杉謙信の勇敢な戦いとその文化的背景を学ぶ貴重な機会を提供します。ぜひ足を運び、歴史の生き証人ともいえる名画に触れてみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ
米沢市観光文化スポーツ部 文化課文化財担当