リバスタの「ビルダーズポイント」が戸田建設の現場を支える
株式会社リバスタが提供する建設技能者向けのポイントサービス「ビルダーズポイント」が、戸田建設の一部現場で試験的に導入されました。この導入は、建設業界の現場でのコミュニケーション促進や熱中症対策に寄与することを目的にしています。特に、国土交通省の直轄工事である藤沢改良作業所や名古屋市内の多目的ホール施工現場での事例が注目されます。
導入背景と目的
- - 藤沢改良作業所では、技能者の労をねぎらう新たな方式として「ビルダーズポイント」が採用されました。これにより、従来の飲料提供やBBQなどの親睦イベントによる時間的な拘束を避けつつ、技能者への感謝の意を示すことができるようにしています。この取り組みにより、現場の魅力を高め、将来の担い手確保にもつながることが期待されています。
- - 多目的ホール施工現場では、技能者が自由に利用できるインセンティブとして「ビルダーズポイント」が導入されました。これまでの報奨システムでは、景品やQUOカードの購入に手間がかかり、利用の幅に制限がありましたが、ポイント形式にすることで、利用者の自由度が高まり、より活用されることになりました。
導入による効果
藤沢改良作業所
さらに、藤沢現場では熱中症対策として、技能者が自主的に行ったトイレ清掃に対してポイントを付与しました。また、熱中症対策装備の取り付けやバイタルセンサーの装着が進むことで、装着率と安全意識が向上しました。これにより、技能者が率先して行動する姿が見受けられるようになり、コミュニケーションが活性化したことが大きな成果です。
多目的ホール施工現場
一方で、多目的ホール施工現場では、安全意識や健康意識を高めるためのイベントが実施され、参加者に「ビルダーズポイント」が付与されました。たとえば、安全衛生教育の動画視聴後のアンケートやウォーキングイベントによるポイント付与など、技能者の自主的な行動を引き出す取り組みが功を奏しました。アンケートでは、「ポイントがもらえてやる気が出た」「ポイントで仕事道具を購入できた」といったポジティブな声が寄せられています。
所長のコメント
導入の成功を受け、藤沢改良作業所の山口所長と多目的ホール施工現場の坪井所長が今後の展望について言及しています。山口所長は、「ビルダーズポイント」がコミュニケーションのきっかけを作る役割を果たしていると評価し、今後のさらなる広がりに期待を寄せています。坪井所長は、次の現場でも熱中症対策を目的としたイベントの実施を計画しており、「ビルダーズポイント」を通じた新たな施策に意欲を示しています。
まとめ
リバスタの「ビルダーズポイント」は、戸田建設の現場において有意義な効果を発揮しています。ポイントサービスは、技能者のモチベーションの向上や現場の協力体制を築くための手段として、ますます重要になっていることが分かります。今後もこの取り組みがさらに広がり、建設業界全体が活性化することを期待したいですね。