AIで変わる日本企業の海外営業支援
日本企業がトランプ政権による追加関税の影響を受け、米市場依存からの脱却を試みる中、多言語ビジネスコンサルティングを手掛けるWIPジャパン株式会社が、株式会社XDeliと提携し、革新的な海外営業支援サービス「世界自動営業™」を正式にリリースしました。これにより特に中堅・中小企業が、AIと専門家のハイブリッドによる海外販路開拓をより効率的に行えるようになります。
背景と新サービスの概要
2025年の米国追加関税の導入によって、日本企業の多くが輸出コストの増加や米市場への依存から生じるリスクを感じています。新興国や欧州市場への販路転換を目指す際も、言語の障壁や時差、規制といった多くのハードルが立ちはだかるため、特に現地の重要な意思決定者にメッセージを届けることが困難です。さらに、従来の営業手法ではオンライン商談の進展に適応できず、コロナ禍によって商談数や質の向上が求められています。
「世界自動営業™」では、AIと専門家の支援を受けて、ターゲット企業の経営層や担当者のSNSやメールアドレスを特定し、個別に最適化したメッセージを送信します。このサービスにより、これまで届かなかった優良なリードへのアプローチが実現します。
サービスの特長
このサービスの特長は、以下のポイントに集約されています。
1.
ターゲットの自動抽出: AIが海外企業データベースからターゲットリストを抽出し、SNSアカウントやメールアドレスを自動で特定します。
2.
パーソナライズメッセージの生成: 各国の言語や商習慣に合わせたメッセージをAIが生成し、送信します。
3.
競合が届かないフォーマットの対応: reCAPTCHAが設置されたフォームへの高い送信成功率を維持。
4.
オンライン商談の効率化: 商談時には通訳者を簡単に手配でき、言語の壁をクリアします。
5.
成果報酬型の料金体系: 費用を抑えつつ、実際の成果に基づく報酬で中小企業の負担を軽減します。
このハイブリッドサービスにより、企業は言語の異なる取引先に対してもスムーズなアプローチを実現し、営業活動を続けながらリスクを最小化できます。
WIPジャパンの目指す未来
WIPジャパン社の代表、上田輝彦氏は、「我々の目指すところは、文化や背景が異なる人々同士が自由にコミュニケーションできる世界を作ることです。テクノロジーを通じて、言語の壁を取り払い、もっとオープンで繋がりのある社会の実現を目指している」と述べています。これにより、日本の中小企業が国際ビジネスのチャンスを手に入れられるようになることが期待されています。
さいごに
「世界自動営業™」は、今後のビジネスシーンにおける海外営業の新たなスタンダードとして、AIの活用を促進し、企業のグローバル展開を支援していくことでしょう。国際市場への進出を考えている企業にとって、この新サービスはその一助となることが期待されます。