英国ロイヤル・オペラ『ホフマン物語』映画館公開決定
待望のオペラ、ロイヤル・オペラ『ホフマン物語』が3月28日よりTOHOシネマズ日本橋を皮切りに、全国の映画館で限定公開されることが決まりました。演出は、斬新なスタイルで知られるイタリアの鬼才、ダミアーノ・ミキエレット。彼の独特な視点から生まれるポップで奇抜な演出が、観客を惹きつけることでしょう。
魅力的な物語とキャスト
『ホフマン物語』は、フランスの作曲家ジャック・オッフェンバックが生涯最後に手がけたオペラで、三つの異なる恋の物語が描かれています。初演の演出は火災によって失われたため、様々なバージョンが存在する作品ですが、基本的なストーリーは詩人ホフマンが自身の恋を振り返るというものです。
本作の演出を担当するミキエレットは、その挑発的な解釈で知られ、観客が楽しめる新たな視点を提供します。
本作では、ホフマン役にペルー出身のスーパーテノール、ファン・ディエゴ・フローレスが登場。彼はホフマンの宿敵を演じるイタリアのバスバリトン、アレックス・エスポージトとの見事な相互作用も見どころの一つです。そのほかにも、ロシアの新星オルガ・プドヴァや、エルモネラ・ヤオ、マリーナ・コスタ=ジャクソンといった実力派歌手たちも作品を彩ります。
聴覚と視覚の饗宴
映画館での上映は、ライブ観劇の魅力を一味変え、豪華な大スクリーンと驚くべき音響で最高峰の体験を届けてくれます。音楽・映画・舞踊ナビゲーターの石川了氏による解説もあり、観客はさらに本作を深く理解しながら楽しむことができるでしょう。
「国際色豊かな旬の歌手のパフォーマンスを映画館の迫力のある環境で堪能できるのが、英国ロイヤル・バレエ&オペラの魅力です」と石川氏は高く評価しています。
幻想的なストーリーを体験
『ホフマン物語』では、主人公ホフマンが酒場で過去の恋愛を語り、自らの人生を振り返ります。機械人形オランピア、元バレエダンサーのアントニア、高級娼婦ジュリエッタとの恋模様を交え、彼は新たな希望を見出そうとします。
2時間55分にわたるこの幻想的なオペラの上演は、2025年1月15日とされ、観客を非日常の世界へと誘います。この機会にぜひ劇場で『ホフマン物語』の魅力を堪能してください。
上映日: 2025年1月15日
上映時間: 3時間55分
公開日: 3月28日~4月3日
場所: TOHOシネマズ日本橋ほか
公式サイト:
http://tohotowa.co.jp/roh/
配給: 東宝東和
RBOHoffmann