新たな学びの場
2025-04-30 11:55:25

不登校支援の新たな取り組み「はたらくフリースクール」をご紹介

不登校支援の新たな取り組み「はたらくフリースクール」



不登校の問題は、年々増加しており、令和4年度においては約30万人の児童生徒が不登校とされています。この状況を受けて、大阪・西区にあるNPO法人HELLOlifeは、社会的自立へ向けて子どもたちの選択肢を広げる目的で、職場体験プログラム「はたらくフリースクール」を実施します。このプログラムは、2025年7月8日から1ヶ月間にわたり、あべのキューズモールおよびもりのみやキューズモールBASEにて行われます。

プログラムの内容


「はたらくフリースクール」では、主に小学4年生から中学3年生までの不登校・不登校傾向にある子どもたちを対象に、実際の職場での体験を通じて社会とのつながりを持つことを目的としています。プログラムは1ヶ月のコースと1日コースの2つに分かれており、各クラスで定員は20名、職場体験のクラスは定員50名となっています。

1ヶ月コースでは、週1回のスクールに参加し、3週間目には実際の職場で3時間程度の体験を行います。子どもたちは、共同体験や適職選び、課題解決の準備などのスキルを身に付け、実社会の仕組みや仕事とお金の関係を学ぶ機会が与えられます。これにより、社会的自信を取り戻し、職業的自立に向けたステップを踏むきっかけを得ることが期待されます。

教育的意義


文部科学省も、この職場体験の意義を強調しており、学ぶことや働くことの重要性を理解し、生きることの尊さを実感させることが期待されています。HELLOlifeのプログラムは、公認心理師やキャリアコンサルタントの知見を生かして設計されており、参加者が将来の進路を主体的に捉える力を育むことを目的としています。

実施内容と参加方法


プログラムは当初2025年7月に行われ、参加募集は6月30日まで受け付けています。参加は無料で、全ての参加者にはキューズモールで使える商品券が提供され、労働体験を通じて評価や感謝を実感できる機会が与えられます。

昨年実施された第1回の「はたらくフリースクール」は、83名の子どもたちが参加し、満足度は98%以上という高評価を得ています。多くの参加者が社会との接点を持つ貴重な機会を得たと感想を述べ、プログラムが家庭や学校生活にもポジティブな影響を与えたと報告されています。

地域との連携


「はたらくフリースクール」は、あべのキューズモールと協力し、地域に根差した取り組みとして位置づけられています。これにより不登校傾向にある子どもたちに新たな学びの選択肢を提供し、地域も盛り上げることを目指しています。

まとめ


不登校に関する相談が増える時期において、子どもたちに新たな可能性を開くこのプログラムは、多くの家庭にとって希望の光となってほしいものです。社会との再接続を果たし、自己効力感を育む機会として、是非注目していただきたいです。


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