物流業界の新たな挑戦を支援するセミナー
2025年5月9日、船井総研ロジ株式会社が主催する「原価高騰を乗り切る継続的な運賃交渉の方法」セミナーが開催されました。このイベントは、運送会社や物流企業の経営者を対象に、運賃交渉や営業力強化に関する戦略を共有する貴重な機会となりました。
高騰する原価問題とその対策
セミナーには、多くの経営者が参加し、燃料費や人件費、車両費などの高騰が続く中での課題が話し合われました。このような経済的なプレッシャーに直面する企業が多い中で、参加者には運賃の適正価格を確保する必要性が強調されました。また、運賃交渉を継続的に行うために、まず押さえておくべきポイントについて詳しく説明されました。
営業力向上のための体制づくり
セミナーでは、営業の「属人化」を解消し、案件を確実に受注に結びつける管理体制の構築が提案されました。特に、各拠点の長が営業マネージャーとしての役割を果たし、営業意識を高めさせるための仕組みづくりが必要とされました。また、営業専任者が不在でも営業案件を確実に獲得するための新しい仕組みを作る方法も紹介され、具体的な成功事例が共用されました。
参加者の声と今後の展望
参加者の中からは、「これまでの経験則に基づいた運賃交渉を見直す良い機会となった」との声がありました。また、社長による営業依存から脱却し、組織全体で営業力を強化する必要性を再認識された方も多く、ITツールを活用した営業プロセスの標準化が望まれました。このセミナーを通じて、原価高騰という厳しい環境においても、運賃交渉や営業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進が不可欠であるという認識が深まりました。
講師陣の専門性
セミナーを担当したのは、船井総研ロジの物流ビジネス支援部DX経営グループの柴田純平リーダーと、物流HRグループの寺田眞音チーフコンサルタントです。彼らはそれぞれ、経営戦略、営業組織の構築、デジタルマーケティングに関する深い知識を持っており、豊富な経験から参加者に具体的なアドバイスを提供しました。
まとめ
このセミナーは、物流会社が直面する原価高騰の課題に対する有効なアプローチを学ぶ絶好の機会でありました。参加者は、得た知識をもとに自身の企業の運営や営業戦略に活かすことが期待されます。今後も、船井総研ロジは中小企業を支援し、業界全体の成長に貢献していく方針です。 デジタル技術を活用した営業プロセスや運賃交渉の戦略は、今後の物流業界に必須のスマートな選択肢となるでしょう。