椿本チエインの自律走行ロボット販売開始
株式会社椿本チエインは、2023年11月1日より、中国のSEER社と提携し、自律走行搬送ロボット「AMR(Autonomous Mobile Robot)」と「AGF(Automated Guided Forklift)」を販売開始しました。この新しいロボットの導入は、労働人口の減少が深刻化する現代において、生産現場や物流現場の自動化を進める鍵となるでしょう。
1. AMR・AGF販売の背景
労働力不足が続く日本において、企業は生産性を向上させる新たな手段を模索し続けています。椿本チエインもこの課題を解決するために、自動化システムを通じてサポートを行っています。AMRとAGFは、お客さまの設備レイアウトにあまり影響を与えず、スムーズに導入できる点が特長です。
過去に小型AGVやAMRを納入してきた椿本チエインは、SEER社の製品が生産現場向けに豊富なラインアップを持ち、現場のニーズに応じたカスタム対応が可能であることからパートナー契約を結ぶことになりました。このコラボレーションにより、人とロボットが共存する次世代の生産ラインの実現を目指しています。
2. AMR・AGFの特長
充実の商品ラインアップ
SEER社のAMRおよびAGFには、小型から大型まで多様な機種が取り揃えられており、利用シーンに応じて最適な選択をすることができます。
カスタム提案とサポート体制
椿本チエインはこれまでのソリューション提供の実績を活かし、お客さまの生産プロセスおよび搬送環境に応じたカスタム提案が可能です。AMR・AGFの導入から設置に至るまで、ワンストップでシステムを構築できます。
迅速なメンテナンス対応
特筆すべきは、独自のネットワークシステムにより、設備の稼働状況をリアルタイムで監視し、全国のメンテナンス拠点から迅速に対応することができる点です。
3. 用途
生産現場における搬送業務の自動化を実現するAMR・AGFは、様々なシーンでの導入が見込まれています。この自律走行ロボットによって、手作業での搬送の負担が大幅に軽減され、労働力の効率化が期待されます。
4. 価格と納期
AMRとAGFの価格は都度見積もりとなり、多様なニーズに応じた柔軟な対応が可能です。納期はおおよそ4ヵ月で、システムの規模によって変動があります。
5. 販売計画
椿本チエインは、2026年度には4システム、2030年度には30システムの販売を見込んでいます。急速に進化する技術を活用し、ロボティクスの未来を見据えた展開が進んでいくことでしょう。
6. まとめ
中国のSEER社とのパートナーシップを通じて、椿本チエインは生産現場の自動化へと向けた新たな一歩を踏み出しました。先進的なAMRとAGFは、物流の将来を変える可能性を秘めています。興味のある方は、是非次世代のロボット技術を実際に体感してみてください。
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お問い合わせ先
株式会社椿本チエイン マテハン事業部 SIビジネス部
TEL: 03-6703-8402