大阪・お城フェス2025が迫る!
2025年の夏、8月9日(土)と10日(日)に開催される『大阪・お城フェス2025』で、特に注目されている企画展示が『飯盛城と三好長慶』です。この展示は、織田信長よりも早い時期に天下人と呼ばれていた三好長慶の興味深い歴史にスポットを当てています。
飯盛城の歴史と魅力
飯盛城は、大東市と四條畷市にまたがる飯盛山の山頂に築かれた、戦国時代の重要な城の一つです。三好長慶がこの城を居城として利用したのは、永禄3年(1560年)のこと。長慶の統治下で、飯盛城は畿内支配の中心的な拠点となり、その歴史的な価値が高まります。
展示では、飯盛城跡から出土した遺物や、三好氏に関する貴重な資料が紹介されます。例えば、四條畷市教育委員会が所蔵する飯盛城跡V郭からの出土品や、大東市立歴史民俗資料館が提供する三好長慶の書状などです。これらの資料を通じて、観客は三好長慶の城づくりや、戦国時代における彼の影響力を理解することができるでしょう。
講座とフォーラムの開催
さらに、8月9日(土)には、考古学を通じて飯盛城と三好長慶の関係を探求する企画講座「飯盛城と三好長慶―考古学で読み解く長慶の城づくり―」が行われます。入場料のみで参加できるこの講座では、大東市産業・文化部の李聖子氏が講師を務め、長慶が築いた城の特長を考古学的な視点から解説します。
また、同日にはフォーラム「三好・松永の城」も予定されています。これは、三好長慶の重臣である松永久秀についても触れつつ、彼らの城の構造や特徴について討論します。参加には入場料に加え、1,000円の参加料が必要です。
フェスの基本情報
『大阪・お城フェス2025』は、グランフロント大阪 北館 B2階で開催され、会期は2025年8月9日から10日までの2日間です。入場料は、大人が当日1,600円、前売1,400円、中高生はそれぞれ1,000円と800円、そして小学生以下は無料(要保護者同伴)です。前売券は、ローソンチケットやセブンチケットといったプレイガイドで販売されています。
このフェスティバルは、テレビ大阪株式会社と株式会社コングレの主催によるもので、大東市や四條畷市教育委員会の特別協力のもと、多くの参加者を迎え入れる予定です。
戦国時代の歴史に触れながら、三好長慶という人物と飯盛城の魅力を再発見できるこのイベントは、歴史ファンにとって見逃せない機会です。ぜひ、詳細な情報は公式HPをご覧ください。