人形劇団クラルテが『推し、燃ゆ』を大阪で上演!
人形劇団クラルテが10月2日より、大阪で特別な舞台『推し、燃ゆ』を上演します。本作は芥川賞を受賞した宇佐見りんの作品を基にしており、心の葛藤や中高生の現在の思いを深く描いた内容です。
主人公「あかり」の心の内側に迫る
『推し、燃ゆ』の主人公である高2の女子「あかり」は、学校や家庭での苦悩を抱えながら、8歳年上のアイドル真幸を熱心に応援することで生きがいを見出しています。しかし、ある日真幸が起こしたトラブルによって、あかりの推し活の日常が一変します。この物語は、彼女の心の内を通して、今の中高生たちの感じるプレッシャーや孤独を描き出します。
「わかったことにしない」演出
本作の演出を手がける奥洞昇氏は、主人公「あかり」を「わかったことにしない」姿勢を大切にしています。彼は自身のティーンズ時代を振り返り、大人からの視点で語られることに違和感を覚えていました。このため、あかりのキャラクターを固定するのではなく、多面的に表現する手法を取り入れています。
多様な表現手法の融合
人形劇団クラルテ独自のアプローチとして、主人公「あかり」を3人の役者が交代で操ります。これにより、多様な声や動きが一体の人形に与えられ、観客には一つのキャラクターの多様性が伝わる構成になっています。この手法により、あかりが各場面でどういった感情を抱えているかを、より深く理解することができるのです。
観客との対話が生まれる舞台
鹿児島で既に22ステージを終えたこの舞台には、多くの観客が集まりました。観劇後には観客から「わからないということがわかった」という感想や、観ること自体に意味があると感じたという声が寄せられました。このように、観客が自身の感情や思考を語り合う場を設けることで、『推し、燃ゆ』は単なるエンターテインメント以上の体験を提供します。
大阪公演の特別企画
大阪公演では、観劇後に自分の言葉で思考を深める「『推し、燃ゆ』×『てつがく対話』」が開催されます。ここでは、作品を観て感じたことを基に、新たな考えとの出会いを目指すディスカッションが行われます。ぜひ、多くの方に参加してほしいイベントです。
また、「劇場の裏側、のぞきませんか」という企画も予定されています。人形や舞台制作の解説、普段見ることのできないバックヤードを公開し、人形劇の魅力を感じてもらえる機会です。
公演情報
人形劇団クラルテの『推し、燃ゆ』は、2026年10月2日から5日まで、扇町ミュージアムキューブで行われます。チケットは事前にご予約が必要で、一般チケットは4,000円、25歳以下は3,000円となっています。観客の皆さんには、一つの作品から生れるさまざまな感情を体験してもらいたいと思います。
公演に関する詳細やチケットの申し込みについては、人形劇団クラルテの公式サイトをぜひチェックしてください。