京都の特別企画展『根付の幸せ』が開催
京都 清宗根付館では、現代根付を中心にした美術館として、月替わりで魅力的な企画展が展開されています。2026年の新年の期間中、特別企画「根付の幸せ」展が開催されることをお知らせします。来たる冬、訪れる人々には、根付に表現された「幸せ」の形を掘り下げる機会が与えられます。特に2月には、「笑いを誘う」というテーマのもと、特集展示が行われるとのこと。根付が持つ魅力的な世界に触れてみましょう。
根付の魅力とその多様性
根付は伝統的な日本の小物であり、様々な形やデザインが存在します。それらは実用性だけでなく、視覚的な楽しみも提供します。特に、本展で紹介される根付は、狙いやユーモアも交えた作風が特徴です。根付の世界には洒落や諧謔が存在し、鑑賞者の感性を刺激する作品が多数あることを知るでしょう。
美術館が提供する根付は、観る者に新たな視点を与え、時には常識を覆すような可能性を秘めています。このような根付が生まれる背景には、作り手の豊かな表現力と美的感覚があるのです。
笑いをテーマにした根付の一部を紹介
本展では、「笑いを誘う根付」として特集される作品の一部を紹介します。
「河馬蒲焼」
- - 作者:森 謙次(1974~)
- - 大きさ:高さ5.0cm
- - 素材:イスの木・紫檀・黄楊・鹿角
- - 解説:河馬と蒲焼のユーモアが光るこの作品は、自然素材の色合いを生かした伝統的な職人技が見事です。
「天愚」
- - 作者:及川 空観(1968~)
- - 大きさ:高さ3.5cm
- - 素材:朝熊黄楊・鹿角・へご
- - 解説:この作品は大天狗に憧れる烏天狗が鼻を伸ばそうとする様子をユーモラスに描写。ありのままの自分を受け入れる姿がテーマです。
「一休虎退治」
- - 作者:森 哲郎(1960~)
- - 大きさ:高さ3.5cm
- - 素材:象牙
- - 解説:屏風に描かれた虎に対抗する机智を一休さんが見せる様子が、この作品に集約されています。油断を狙う影が面白い仕掛けとなっています。
「ひと休み」
- - 作者:宮澤 彩(1949~)
- - 大きさ:高さ3.6cm
- - 素材:象牙
- - 解説:戦後のミステリー小説界で知られる「カッパノベルス」にちなみ、読書中の河童が登場します。小休止を取る姿に心が和みます。
「招本」
- - 作者:髙木 喜峰(1957~)
- - 大きさ:高さ2.6cm
- - 素材:象牙
- - 解説:良きことを招く招き猫が本を作って「招き本」となっており、猫好きの作者の意図が反映されています。
京都 清宗根付館について
この美術館は、京都市の文化的文脈においてユニークな存在です。佐川印刷株式会社の名誉会長である木下宗昭が設立し、「日本の良き伝統を保管したい」という理念のもと、現代根付400点が展示されています。根付に関連した文化の継承と創造を目的とした地域の施設として、多くの人々に開放されています。
施設概要
- - 名称:京都 清宗根付館
- - 所在地:京都市中京区壬生賀陽御所町46番地1
- - ウェブサイト:清宗根付館公式サイト
この特別企画『根付の幸せ』展で、新たな文化体験を皆様にお届けします。ぜひ、お越しください!