保育園利用人数の減少と保護者の保活の変化
大阪府大阪市に本社を置くBABY JOB株式会社が運営する保育園探しポータルサイト「えんさがそっ♪」は、保育所利用に関する重要な調査結果を発表しました。この調査では、保育園の利用人数が4年連続で減少していることがわかりました。これに伴い、保護者が保育園を選ぶ際の新しいスタイルやニーズも明らかになってきています。
保育園利用者数の減少と背景
最近のトレンドとして、子どもを預ける年齢層の選択肢が拡がりを見せています。調査によれば、保護者の約46.8%が1歳児クラス以降の入園を選択しているとのことです。また、0歳児クラスの子どもたちの45.7%が年度の途中に入園しており、これは復帰のタイミングが多様化していることを示しています。このように、保護者は自身の職場復帰の予定を考慮しながら、柔軟に入園するタイミングを選ぶようになってきています。
長年、待機児童問題が深刻だった昨今では「0歳・4月入園」が最も選ばれる傾向にありましたが、現在の保育施設の充実が保護者にさらなる選択肢を与えているのです。
保育活のスタイルの変化
保活のスタイルも劇的に変わっています。保育園を見学した保護者の多くが、2〜4園(49.1%)を訪問し、5園以上を比較検討する保護者も22.0%にのぼります。このような積極的な動きは、より良い保育園を選ぶための情報を収集し、しっかりと比較検討していることを示しています。
SNSの活用も見逃せません。約30.7%の保護者が保育園の情報をSNSで収集しており、従来の自治体や公式ホームページ以外からも多角的に情報を得ているのです。これは、リアルな情報を手に入れる手段としてSNSが重要な役割を果たしていることを意味します。
新たな選定基準の登場
保護者の保活において、単に保育内容や施設の設備だけでなく、サービスの付加価値も重視されています。たとえば、新たに導入された「おむつのサブスク」によって、保護者の負担が軽減されたという意見が寄せられています。調査結果では、61.5%の保護者がこのサービスが入園の決め手になったと回答しています。これは、現実的な利便性が保護者の選択基準に大きな影響を与えている証拠です。
「えんさがそっ♪」の役割
保育園検索サイト「えんさがそっ♪」は、こうした保護者のニーズに応え、園の基本情報だけでなく、入園時の具体的な情報や特色を詳しく提供しています。実際にスマホを使って簡単に検索したり、自宅近くの保育園を地図で見つけたりできるこのサービスは、保護者がより主体的に保育園を選ぶ手助けをしています。
まとめ
保育園の利用人数が減少し続けている中で、保護者が保育園を選ぶ際の柔軟さや多様性が求められる時代が到来しました。2025年の調査からは、保護者が主体的に選択し、比較し、最適な環境を求める姿勢が如実に現れています。このような変化に適応した「えんさがそっ♪」の役割はますます重要になっていくでしょう。大阪の保活の未来が明るいものであることを願っています。