2025年1月23日、東京から生放送された『ABEMA Prime』では、飲み会の意義をめぐり新たな視点が提示されました。番組では、豊島区議が育児のため飲み会を欠席することへの批判をSNSで発信し、仕事と酒席の在り方が議論されました。特に、EXITの兼近大樹さんはラインアップに参加し、自身の経験を交えながら興味深い見解を述べました。
兼近さんは、「飲み会」と聞くと多くの人が感じる「参加するべき」圧力について触れました。彼の中で「飲み会」は、仕事の話をしなければならない場という印象が強く、そうでない人は損をする運命にあるように感じていると語ります。兼近さんは、特に漫画や小説でよく見かけるサラリーマン像を持ち出し、上司に促されて嫌々出席する出席者の姿は共感を呼ぶとともに、彼自身もその一人であったと明かしました。
彼は過去に、飲み会から距離を置いていた時期があり、周囲の人々が酒を酌み交わしながら深いつながりを築いていく様子に戸惑ったと語ります。「お酒が強く、何時間でも楽しむ仲間たちが成功していく一方で、自分は身動きが取れない。『この時間は何だ?』と思い、もはや飲み会には参加しないことに決めた」と、その決断の背景を伝えました。これを踏まえ、兼近は「異なる戦い方」を模索し始めたと語っています。
もう一人のEXITのメンバー、りんたろー。さんも議論に参加し、飲み会には良い面がある一方でリスクも伴うことを強調しました。彼は参加の選択権が常に個々にあるべきで、それが損失や利得に繋がらないあり方が求められると主張しました。これは時代の流れに逆行しないための重要な視点であり、社会が変わる中で必要な考え方とも言えます。
このような見解は、仕事の進め方や人間関係の構築に対する新たな指摘であり、多くの視聴者にとって考えさせられる内容でした。人々が必ずしも飲み会に参加することが良い結果をもたらすわけではなく、互いのスタイルを尊重する社会が良い方向へ導くのではないかとの思考が広がることが期待されます。
この議論の全容は、ABEMAのプラットフォームにおいて見逃し配信されていますので、興味のある方は是非チェックしてみてください。新たな時代に向けての働き方に関する考察は、私たちの価値観にも影響を与えるかもしれません。
放送概要
「ABEMA Prime」は、毎週月曜日から金曜日の夜9時から生放送されるニュース番組です。70人以上の多彩なバックグラウンドを持つ論客たちが集まり、様々な社会問題について多角的に議論を交えます。彼らがどのように古い価値観を打破し、現代の視点を反映しているのか、一つの興味深いプロジェクトとして注目されています。