オーダーリメイク袋
2025-07-31 12:51:09

心のこもったオーダーリメイクバッグの誕生ストーリー【tumugi】

心のこもったオーダーリメイクバッグの誕生ストーリー【tumugi】



大阪市東成区で、三代にわたって鞄を作り続けてきた「かばん屋今村」。この道70年の老舗が新たに立ち上げたブランド【tumugi(つむぎ)】。このブランドの特徴は、役目を終えた子供のランドセルを美しいバッグにリメイクすること。今回は、その誕生背景とその想いについてご紹介します。

若き三代目の試練と成長


今村家は1947年に初代・今村勢一郎が創業し、以来全国の百貨店に向けた鞄を製造・卸売するレディースバッグメーカーです。三代目にあたる今村幸平は、21歳のときに父の急逝という衝撃的な出来事で家業を継ぐことになりました。その時代、長男が家業を継ぐのが当たり前とされていたため、経営に関する知識も経験も無い彼にとって、それは過酷な挑戦でもありました。

最初は父親の営業力に頼っていたため、経営状況は厳しく、長い間売り上げは減少し続けました。この数年間、努力を重ねても打開策が見つからず、彼は一人悪戦苦闘する日々を送ります。

職人技の探求と成長の足跡


そんな出口の見えない状況を打破すべく、幸平はかばん職人としての技術向上を決意。イタリアやフランスに渡航し、現地の職人たちから直接技術を学びました。特にエルメスの製品からは多くの影響を受け、その美しさと職人技に魅了されました。中古のエルメス鞄を購入し、解体してその構造や技術を研究。これを通じて、さらなるスキルを身につけ新しい商品開発に尽力しました。

セミオーダー職人としての10年


約20年間、呉服店向けのセミオーダー形式で鞄を製作してきた彼。その後、友人の奥様に「子供のランドセルで何か作ってほしい」と言われたことが、まさに転機となります。市場には使えそうなリメイク商品が無いという悩みを聞き、彼はランドセルを日常的に使えるバッグに仕立て直すことを決意しました。候補として自身が制作したメッシュバッグの技法を活用し、この課題に挑むことにしました。

ランドセルを使ったリメイク製品「tumugi」


必要な素材を吟味し、ネットで中古のランドセルを入手。かぶせ部分をひも状に加工し、牛革と編み込むことで新たな素材が誕生しました。結果、硬いランドセルがしなやかで美しいメッシュバッグへと生まれ変わります。友人の奥様はその出来栄えに大喜び!これが「tumugi」の始まりでした。

「想いを編む」新しい挑戦


「tumugi」では、母と子の思い出をつなぐことを大切にしています。録るところに心のこもった商品を提供し、今後はランドセル以外にも革ジャンやブランドバッグなどを使ったリメイクも視野に入れ、多くの人々に新たな体験を届けることを目指しています。

お問合せ情報


  • - 会社名: 今村勢株式会社
  • - 代表者: 今村幸平
  • - 住所: 〒537-0003大阪市東成区神路3-13-13
  • - 電話: 06-6971-1326
  • - メール: [email protected]
  • - サイト: かばん屋今村


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