日経CNBCの配当株アンケート結果
2025年3月12日、株式会社日経CNBCが実施した「好きな配当株」に関するアンケート結果が発表されました。この調査は、現役の投資家を対象に、2025年3月6日から3月10日までの間にインターネット上で行われたものです。
1位:日本たばこ産業
アンケートの結果、日本たばこ産業(JT)が堂々の1位に選ばれました。他にも、商社やメガバンクなどの大手企業が多く名を連ねています。日経CNBCの解説委員長である直居敦氏によれば、最近の株価下落にもかかわらず、配当利回りが3%以上の企業が増えており、配当金の魅力が再認識されているとのことです。
アンケート結果の詳報
上位12社の中には、さまざまな業種が含まれており、次いで三菱商事や三井住友フィナンシャルグループが続くなど、大手商社や金融機関が目立っています。特に、配当利回りが水準として高くなっている状況があり、これが投資家の注目を集めています。
「昼エクスプレス」という番組でも、この調査結果が取り上げられ、岡村友哉キャスターが再度、配当株への関心が高まっている様子を伝えました。
投資家のコメント
アンケートに寄せられた投資家の意見は各社の特徴を反映しており、特に日本たばこ産業を選んだ投資家からは「業績が安定していて、高配当が魅力」や「多角的な事業展開が安心感を与える」といった声が寄せられました。支持を集める理由となる配当利回りの高さが、多くの投資家にとって大きな魅力であることが分かります。
他には、三菱商事を選んだ投資家からは「バフェット氏推奨の銘柄だから」など、ブランド価値が購入理由になっていることも明らかになりました。
株式市場の現状
最近では、株価が下がりつつある中で配当利回りが上昇しており、特に3月決算期末が近づくにつれて「配当株」の魅力が再びクローズアップされています。市場全体が不安定な状況にある中で、安定した配当を提供する企業がより支持を得やすくなっているのです。
配当株の魅力とは?
配当株の魅力は、投資家に対する安定した収益源を提供する点にあります。特に長期保有を前提にした場合、配当金の再投資により資産を着実に増やすことが可能です。投資家の多くは、高配当が期待される企業に対して安全な投資先とみなす傾向があります。
日経CNBCについて
日経CNBCは、日本経済新聞社と米国の大手ネットワークNBCの関連会社が運営する経済専門チャンネルです。24時間、最新のマーケット情報や経済データを提供し、投資家にとって重要な情報源となっています。また、日経CNBC onlineというインターネット配信サービスも展開しており、様々な投資情報を得ることが可能です。
まとめ
この調査は、最近の市場動向や配当利回りの変化が投資家の意識にどのように影響を与えているのかを明らかにする貴重なデータとなりました。これを踏まえて、今後どの企業が新たに注目を浴びるのか、ますます興味深くなります。