福岡に誕生するコーポレートバックオフィス専門センターの全貌

福岡に誕生！コーポレートバックオフィス専門センター

アルティウスリンク株式会社が2025年10月、福岡市に新たな拠点を開設することが決まりました。この「コーポレートバックオフィス専門センター」は、経理や購買、人事給与業務など、多岐にわたるバックオフィス業務の専門性を高めることを目的としています。特にAIエージェントやRPA（Robotic Process Automation）、AI OCRなどのデジタル技術を駆使した運用を行い、企業が本業に集中できる環境を提供します。

センターの概要

центреは福岡県福岡市博多区に位置し、紙与博多中央ビル内に70席を持つスペースとして開設されます。ここでは、以下の業務が中心となります。
1. 経理業務
- 経費精算、伝票処理、請求書管理、支払・入金管理、決算サポートなど
2. 購買業務
- 発注書や見積書の作成・管理、仕入先との契約調整、購買データの分析
3. 人事給与業務
- 勤怠データの集計、給与計算、社会保険や税務手続き、人事データ管理

この専門センターは、特定の業務に特化することで、より高品質かつ安定した運用を実現します。

KDDIとの提携

この新センターでは、第一弾としてKDDI株式会社との提携が進められており、KDDIの経理・購買業務の一部を受託しています。この運用により、月間約3,800時間の工数削減を実現し、業務のミスをゼロに保っています。このような高運用精度は、多くの企業にとって心強いものとなるでしょう。

KDDIのコーポレートシェアード統括本部においては、業務のシェアード化を進め、DX（デジタルトランスフォーメーション）化を推進しています。長期的には、アルティウスリンクが持つBPO（Business Process Outsourcing）の専門知識やAI活用の知見を持ちながら、さらなる業務の効率化を目指しています。

将来的な展望

本センターでは、生成AIの利用を拡大し、業務のさらなる自動化を進めていく計画です。例えば、発注書や見積書の自動処理、勤怠データの集計や異常値検知などがその一例です。ここでは、3年後には150席、5年後には300席の拡張も視野に入れています。

福岡地域における雇用創出にも寄与するとともに、企業の戦略的人材活用を支援することで、意思決定の迅速化を図ります。

アルティウスリンクのビジョン

アルティウスリンクは、KDDIと三井物産の共同出資により設立された企業で、BPOのトータルサービスを提供している会社です。企業の競争力を高めるために、先端技術を駆使しながら、より付加価値の高いオペレーションを実現しています。「そのつながりを、もっとつよく。うつくしく。おもしろく。」というパーパスのもと、人と企業、社会のつながりをより豊かにする活動を行っています。