大阪・関西万博2025で楽しむペルーのコーヒーとカカオの魅力
2025年に開催予定の
大阪・関西万博において、特に注目を集めるイベントが「
ラテンアメリカとカリブ海のコーヒーとカカオをひとくち」です。このイベントでは、ペルーをはじめとするラテンアメリカの国々が集まり、豊かなコーヒーとカカオの文化を紹介します。この特別なイベントは2025年6月5日(木)に行われ、チョコレートとコーヒーのテイスティングを通じて、その魅力と背後にある持続可能な取り組みを伝えます。
ペルーのコーヒーの魅力
ペルーのコーヒーは、その高品質で知られています。
ペルー政府代表のダニエル・カベロ氏によると、ペルーはアラビカ種のコーヒーの産地として世界に名を馳せており、豊かな自然環境で栽培されています。これらのコーヒーは、標高1200メートルから2300メートルの間で育てられ、多くは小規模農家によって生産されています。国際市場とつながるために、フェアトレードやオーガニック認証を取得するなど、ペルーの農家たちは様々な努力をしています。
コーヒーの栽培には多くの手間と時間がかかり、そのために行われる農法は、時に厳格です。このイベントでは、特に注目されるべき「Coffees from Peru」ブランドの活動が取り上げられます。彼らは、ただ作るだけではなく、持続可能な農業の未来を見据えた取り組みを行なっており、それを見ることができる貴重な機会です。
カカオの歴史と文化
また、ペルーのカカオは、その歴史的な背景からも注目されています。最近の研究により、カカオがペルーのアマゾン地域で5,300年前から栽培されていたことが確認されています。このような文化的背景を知ることで、単なる食材以上の価値を見出すことができるでしょう。儀式的な用途に使われていたこともあり、ペルーのカカオはただのスイーツではなく、文化を象徴するものとなっています。
再生型農業の取り組み
特に注目すべきは、バイオダイナミック農法を取り入れている「
Chacra D’Dago」の取り組みです。この農園では、在来樹木の再生や排水の管理、さらには太陽光発電の活用など、再生可能な農業に取り組んでいます。このような先進的な農法は、持続可能な未来を見据えた農業の一例となります。2025年の
SCA(スペシャルティコーヒー協会)サステナブル・アワードのファイナリストとしても注目されています。
イベントの詳細と楽しみ方
当日は、カハマルカ地域で栽培されたアラビカ種コーヒーや、ペルー産のカカオを使ったチョコレートが提供され、来場者はそれを楽しむことができます。このような特別な体験を通じて、ペルーの文化や持続可能な取り組みを理解し、自国の豊かな自然資源を大切にする姿勢を感じてもらえるでしょう。
イベントは6月16日(月)にも行われる予定で、他にもベリーズやコロンビア、キューバ、グアテマラなどの国々も参加します。ペルーのコーヒーとカカオを通して、ラテンアメリカの文化を堪能できるこの機会をお見逃しなく!
イベント概要
- - イベント名:ラテンアメリカとカリブ海のコーヒーとカカオをひとくち
- - 開催日:初回 - 2025年6月5日(木)14:30~16:30
- - 会場:大阪・関西万博会場 Common-C 中央ステージ
- - 主催:「食と暮らしの未来ウィーク」テーマウィーク事務局
- - 参加国:ボリビア多民族国家、ドミニカ共和国、パナマ共和国、ペルー共和国
- - 詳細URL:イベント詳細はこちら