和歌山大学とアドベンチャーワールドの新しい挑戦
2025年10月、和歌山県白浜町に位置するアドベンチャーワールドで、国立大学法人和歌山大学との包括連携協定に基づく実践的なインターンシップが行われます。このプログラムは、学生たちが自らのキャリアを考え、社会に貢献する力を育成することを目的としています。
アントレプレナーシップ教育実践演習
和歌山大学では、2023年4月に設立された「アントレプレナーシップデザインセンター」が主導する教育プログラムとして、学生たちが実際の企業や団体での体験を通じて、起業家精神を養うことに焦点を当てています。アドベンチャーワールドはこの取り組みに賛同し、具体的には以下のような内容でインターンシップを実施します。
プログラムの内容
最初の2日間は、学生が自分自身の価値観や目標を掘り下げるワークショップを行います。ここで「個人理念」を考えることにより、彼らはビジョンを明確化する重要なステップを踏みます。
次の数日間は、実際にアドベンチャーワールド内で多様な業務を体験します。動物の飼育を行う「サファリ課」や、飲食業務を担当する「フード課」、情報発信を担う「広報課」など、各セクションでの実習を通じて、学生は現場のリアルな業務を理解し、チームで協力して働く力を育てます。
各日の終わりには、社員との座談会やフィードバックセッションが設けられます。実習での経験を振り返り、洞察を深める貴重な機会です。
プログラムの最終日には、自らの個人理念や実習を通じての学びを発表します。この活動は、学生にとっての重要な成長の一環であり、他者とのコミュニケーションスキルや自信を養うことにつながります。
和歌山大学とアドベンチャーワールドの連携
2023年6月に締結された和歌山大学とアドベンチャーワールドの包括連携協定の目的は、双方が連携し地域の活性化や人材育成を促進することにあります。ここでは、経済や産業の振興、観光の新たな形を模索するなど、幅広い分野にわたる協力が進められています。
SDGsを目指して
アドベンチャーワールドは「いのちを見つめ、問い続ける」という理念のもと、すべての生命に対して持続可能な方法でSmile(しあわせ)を提供することを目指しています。これこそがSDGsの理念に合致する行動であり、未来の地球に貢献する活動と言えるでしょう。
このインターンシッププログラムを通じて、学生たちは新たな学びと経験を得ることができます。和歌山県での実践的な学びが、彼らの未来にどのように繋がるのか、期待が高まります。