パーソルエクセルアソシエイツの挑戦
日本各地で米不足が話題になる中、大阪市を拠点とするパーソルエクセルアソシエイツ株式会社が新たな取り組みを行っています。この特例子会社は、オフィスサービス、クリーンサービス、パティスリー、アグリ事業の4つの部門を展開し、その中のアグリ事業が注目を集めています。特に「ぺあ農園 富田林」における稲作は、障害を持つメンバーが中心となり、地域貢献を目指して行われています。
稲作プロジェクトの概要
今年の稲作は、昨年の約2倍にあたる2,700㎡の田んぼで実施され、10月23日に収穫を終えました。収穫量は1.4トンを見込んでおり、地域農業の活性化を支える役割を果たしています。特に、地域の特産品である海老芋なども生産しており、これらは京都や東京の料亭にも納品されています。地元の学校給食やスーパーへの安定供給を通じて、地産地消の推進に努めています。
障害者の方々による重要な役割
稲作の過程で、障害のあるメンバーは、田んぼに水をためるための「畔作り」やその修繕を行う重要な役割を担っています。畔が崩れると水が溜まらず稲作ができなくなるため、作業は非常に緻密です。土嚢を作ったり、畔の補修を行ったり、さらには水をせき止める畔シートの設置にも積極的に取り組んでいます。こうした努力があって、今年も稲は順調に成長しました。
具体的な作業の様子
6月10日に田植えを行い、その後8月22日まで順調に生育していました。9月8日に見に行くと、稲が色づき始め、収穫の喜びが感じられる時期が近づいていることを実感しました。夏の猛暑にもかかわらず、河川からの豊富な水が供給され、灌漑が順調だったため、日照りによる影響は免れることができました。
今後の取り組みと連携
このような取り組みを通じて、パーソルエクセルアソシエイツは、収穫した米を米粉として活用し、新たなお菓子の開発にも力を入れています。また、パーソルグループ各社との連携を図って、その米をギフト利用につなげる試みも進めています。
この事業は、障害を持つメンバーの活躍の場を広げ、地域社会に貢献する手段になっているのです。
パーソルエクセルアソシエイツ株式会社の使命
「ともにはたらき、成長する」というミッションのもと、パーソルエクセルアソシエイツは障害のある方々の多様な就労を実現するため、今後もこのようなプロジェクトを進めていく方針です。安心で安全な農産物の安定供給を目指し、地域に根ざした活動を続けていきます。
公式ウェブサイトでは、さらなる情報や取り組みの詳細が掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。
パーソルエクセルアソシエイツ株式会社の公式サイト