忘年会や帰省シーズンの飲酒運転に注意!
12月は、年末の忘年会や帰省が重なる特別な時期です。このようなタイミングでは、友人や同僚との楽しい時間がアルコールの摂取を促し、飲酒運転の危険性が増大します。日本自動車連盟(JAF)大阪支部は、こうした状況を受けて、運転中の飲酒を防ぐための注意喚起を行っています。
令和6年の飲酒運転による事故状況
内閣府が発表した「令和7年版交通安全白書」によると、令和6年における飲酒運転による交通事故は2,346件と前年と変わらない数値を記録しました。しかし、死亡事故は前年よりも28件増加し、140件に達しました。このことからも、飲酒運転によるリスクの高さを考慮しなければなりません。
飲酒の影響は翌日まで続く!
最近行われたJAFのユーザーテストでは、飲酒が運転に与える影響が検証されました。このテストでは、6人のモニターが運転シミュレーターを使い、飲酒の影響を調査しました。その結果、アルコールの影響は飲酒直後だけでなく、翌日の朝にも残ることが明らかになりました。特に、運転時の視界確認が疎かになり、子どもや自転車を見落とす危険が増すという問題が浮き彫りになりました。
安全運転のために心がけること
お酒を飲んだ際には、絶対に運転をしないという基本的なルールを守ることが重要です。また、翌日になってもアルコールが体内に残っている可能性があるため、たとえ体調が良くても慎重になる必要があります。運転を控え、公共交通機関や代行サービスを利用することをお勧めします。
周囲への配慮も忘れずに
飲酒を伴う場面では、周囲の人にも注意を促すことが大切です。お酒を飲むと運転する可能性のある人には飲酒を勧めない、または、飲酒した人に運転をさせないように声を掛けることが、事故を未然に防ぐ手助けとなります。
JAFが提供する安全運転に関する情報
JAFは、交通安全を啓発するためのユーザーテストを行っており、その結果を公開しています。飲酒運転以外にも、雪道での運転テストや旋回テストなども実施しており、冬のお出かけ前にぜひご覧ください。これらの情報は、私たちが安全に運転をするための大切な知識となるでしょう。
安全運転を心がけ、楽しい忘年会を過ごしましょう。飲酒運転は、あなた自身と周囲の大切な人たちを守るために避けなければならない行為です。