大阪で話題の新刊書籍が登場
2025年5月31日、待望の新刊『D・フィッシャー=ディースカウ先生の教え』が発行されます。この書は、20世紀の歌手として名高いD・フィッシャー=ディースカウの偉業を深く掘り下げたメモワールです。著者はピアニストの子安ゆかりさんで、彼女自身がフィッシャー=ディースカウのマスタークラスを受講した際の2週間にわたる貴重な体験が、鮮明に描かれています。
フィッシャー=ディースカウの魅力
D・フィッシャー=ディースカウはその圧倒的な歌唱力と情熱で多くの音楽ファンの心を捉え、20世紀最高のバリトン歌手と称されています。彼の音楽に対する深い洞察と愛は、今なお色褪せることはありません。本書では、フィッシャー=ディースカウの人柄やリートに対する熱い情熱が、子安氏の豊かな文体によって生き生きと描かれています。
子安ゆかりの視点
子安さんは、国際的に活躍するピアニストであり、リートの伴奏者として知られています。彼女が巨匠から受けた教えは、音楽だけでなく、詩やドイツ文化に関する深い理解へとつながっています。子安氏の姿勢は、ただ技術を向上させるだけでなく、作品に込められた作曲家の意図を理解しようとするものであり、この本はその姿勢が如何に大切かを教えてくれます。
音楽の喜び
著者は本書を通じて、「リートって、こんなに生き生きして楽しいものだったんだ」という感動を伝えたいと語ります。読者は、フィッシャー=ディースカウの美しく心に響く音楽を再発見し、新たな感動を得られることでしょう。
書籍情報
この書籍は音楽に触れる全ての人にとって必読です。144頁、A5版で、定価は3,300円(本体価格3,000円+税10%)です。また、オンラインや書店で手軽に購入することができます。
おすすめの音源
書籍の中でも言及される楽曲もぜひチェックしてみてください。例えば、フィッシャー=ディースカウとアルフレート・ブレンデルの共演によるシューベルトの『冬の旅』や、木村善明によるヴォルフの名曲です。これらを聞くことで、本書への理解が一層深まることでしょう。
終わりに
新刊『D・フィッシャー=ディースカウ先生の教え』は、音楽の奥深さを再認識させる一冊です。ぜひ手に取って、その素晴らしい世界に触れてみてください。