伝説の日本ロックが再登場！J-DIGSによるアナログリイシュー特集

日本ロックの名盤がアナログで再登場！

日本コロムビアが推進する「J-DIGS reissues」プロジェクトは、これまでの音楽シーンに名を刻んできた日本のロック作品を再発し、世界に向けて発信する試みです。この度、選りすぐりの5タイトルがアナログレコードとしてリリースされます。音楽愛好家やコレクターたちにとって、待望の新たなラインアップが登場です。

伝説の5タイトル

リリースされるアルバムは、いずれも日本のロック史において重要な位置を占めています。以下の作品がラインアップされています。

1. ブルース・クリエイション『悪魔と11人の子供達』（1971年）
- 日本におけるハードロックの夜明けを告げたこの名盤は、重厚なギター・サウンドが特徴です。ブラック・サバスやレッド・ツェッペリンからの影響を受け、日本のロックファンを魅了しました。

2. 瀬川洋『ピエロ』（1972年）
- 日本語によるカントリー・ロック、サザン・ロックを追求したこのアルバムには、フラワー・トラヴェリン・バンドのメンバーが参加し、ニューロックの特徴を色濃く反映しています。

3. 山内テツ『TETSU』（1972年）
- 英国のバンド、フリー在籍時に日本で制作されたアルバム。鋭いギターとグルーヴ感あふれる楽曲が聴きどころです。

4. 石間ヒデキ『One Day』（1973年）
- フラワー・トラヴェリン・バンドの解散後に発表された唯一のソロ作品で、サイケデリックな音楽に加え、内省的なシンガーソングライターとしての魅力も兼ね備えています。

5. 玉木宏樹『存在の詩』（1980年）
- サイケデリックとスピリチュアルな要素が融合したこのアルバムは、独特の音楽絵巻として多重ヴォーカルとシンセサイザーが織りなします。

特徴的な装丁とリマスタリング

すべてのアルバムはゲートフォールド仕様で、新規ライナーノーツが日本語と英語の両方で収められています。特に『ピエロ』や『TETSU』は、リマスタリングを久保田麻琴が担当し、音質向上が図られています。また、ブルース・クリエイションの『悪魔と11人の子供達』は、特徴的なクリア・ディープ・ブルー・ヴァイナルでのリリースも見逃せません。