30-DELUX OSAKA、初の和物歌舞伎原作『贋作義経千本桜』に挑む新たな舞台の魅力

30-DELUX OSAKA新たな挑戦『贋作義経千本桜』

関西の演劇界で注目される30-DELUX OSAKAが、自らの新たな舞台に挑むことになりました。これまで数多くの作品を制作し、常に革新を追求してきた同グループは、今回、歌舞伎の名作『義経千本桜』を現代の視点で再構築した演劇『贋作義経千本桜』を披露します。この公演は、初の和物、初の歌舞伎原作、初の中劇場と、三重の初挑戦という大きな意義を持っています。

演劇の背景

『義経千本桜』は日本の伝統的な物語で、源義経と彼の仲間たちの奮闘が描かれています。今回はそのストーリーをもとに、全く新しい視点で物語が展開されます。演出を担うのは、斎藤美七海氏。彼女はこの作品を制作するにあたり、多くの笑いやアクションを盛り込み、観客にワクワクする体験を提供したいと考えています。斎藤氏は「大阪のキャストはユーモアが豊かでサービス精神旺盛。そんな特色を存分に生かした舞台を築いていきたい」と語っています。

主演と共演者の期待

主演には、30-DELUX OSAKAの顔ともいえる村瀬文宣が起用され、彼自身もこの作品に大きな期待を寄せています。「初の和物への挑戦にワクワクしています。素敵な共演者たちとともに、全力でこの作品を創り上げていきたい」と熱くコメントしています。また、劇団Fierceから参加するIMO＊Tは、歌舞伎の伝統に敬意を表しつつも、現代のエッセンスを加えて新たな表現を追求すると意気込みを示しています。

ストーリーの魅力

公演は、五条大橋で運命的に出会った源義経と弁慶を中心に、歴史と虚実が交錯する物語が展開されます。義経は、平家討伐を果たすも、兄・頼朝の裏切りや様々な策略に巻き込まれ、混乱の中で仲間たちとの関係性が試されることになります。その中で、「何が真実で何が贋作なのか」といった問いが繰り広げられ、観客は古典を通じた新たな視点を得ることができるでしょう。