大阪・関西万博に向けた「未来の都市」パビリオンでの最新技術展開
2025年4月13日から10月13日まで、大阪で開催される「大阪・関西万博」では、関西電力送配電株式会社が特注した「スマートポール」が展示されます。このスマートポールには、株式会社アクアビットスパイラルズの特許技術である「ダイナピック」が組み込まれており、来場者がデジタルサイネージから瞬時に情報を取得できる新たな体験を提供します。
スマートポールとは?
関西電力の「スマートポール」は、情報配信の機能を持つ未来的な情報ステーションです。通信基地局や公衆Wi-Fi、さらにはAIカメラやデジタルサイネージを搭載し、さまざまな機能を持ち合わせています。このスマートポールは、来場者に風力や太陽光を使った発電、スマートフォンの充電も可能にし、さらに表示された情報と連動するコンテンツを配信する役割を果たします。
ダイナピック技術とは?
「ダイナピック」は、NFCタグを活用し、静的な情報を動的に変化させることができる特許技術です。デジタルサイネージでは、複数の商品の情報を順に切り替えながら表示することが通常ですが、ダイナピック技術を使用することで、現在画面に表示されている情報に連動して、対応するコンテンツをNFCタグから配信することが可能になります。これにより、来場者はスマートフォンをスマートポールにかざすだけで、様々な情報を獲得できます。
スマートプレートの役割
「スマートプレート」は、スマートフォンからの微弱な電波を受信することで動作します。電源を必要とせず、NFC技術によって取り扱われ、展示会の中での活用が期待されます。来場者がスマートポールの周辺にスマートフォンを近づけることで、その時点でのディスプレイ情報に関連するデジタルコンテンツを瞬時に得ることができます。
このように、アクアビットスパイラルズが提供する技術は、スマートシティの実現に向けた大きな一歩となります。また、将来的には自動運転車のサポート機能やドローンによる見守り機能など、あらゆる都市機能の統合を目指す取り組みがなされています。
未来の展示と多彩な体験
この展示は、万博中に訪れるすべての人々に新しい情報体験を提供することを目的としています。特に、映像やAR技術を使い、情報の視覚的表示を通じて多数の体験を同時に提供することができます。とはいえ、これらの技術は単に見せるだけではなく、利用者が欲しい情報を即座に得ることで、より深い理解が得られるように工夫されています。
おわりに
アクアビットスパイラルズは、今後も「かざしてつながる文化を創る」というビジョンを実現するため、デジタル技術を活用して物と情報が直接つながる未来の社会を目指します。大阪・関西万博の「未来の都市」パビリオンにおいて、最新のテクノロジーを駆使した体験をぜひ楽しんでみてください。
参考リンク