海への想いをデジタルで届ける「波絵馬」大好評！対馬ウィークの魅力

2025年、待望の大阪・関西万博が開催されます。その中で特に注目を集めているのが、6月16日から22日までの1週間にわたって行われる『対馬ウィーク』です。このイベントでは、対馬市との連携による特別プロジェクト「デジタル波絵馬」が公開され、オンライン上でも海への想いを届けることができる機会が提供されています。

波絵馬とは？

「波絵馬」は、対馬の海の神である『おとーしゃ』をテーマにしたアップサイクル絵馬です。対馬島内で回収されたペットボトルキャップを素材として利用し、金沢美術工芸大学がデザインを担当しました。海洋汚染の影響を受けて弱体化した『おとーしゃ』の本来の美しさを取り戻すために、参加者がこの絵馬に海への願いを記入し、願掛け処に掲示します。

オンラインからの参加方法

万博会場に来ることが難しい方や、現地での記入に限りがある中で、より多くの方に参加してもらえるよう、オンライン版の「デジタル波絵馬」が用意されました。この特設サイトでは、誰でも自分の願いを自由に書き込むことができ、寄せられたメッセージは対馬ウィークの会場展示と連携し、『おとーしゃ』の元の姿を取り戻す象徴として活用されます。参加は簡単で、サクッと海への願いを届けることができます。

海の未来のために

昨今、日本の海ごみ問題は深刻さを増しています。海外から流れ着くごみが多くの海岸に影を落とし、特に対馬に漂着したごみは本州各地にも影響を及ぼします。私たち一人ひとりが、この問題を他人事としてではなく、自分の問題として捉えなければなりません。波絵馬プロジェクトは「願いを届ける」という日本の文化を生かし、海の未来に向けて一歩踏み出すことを目指しています。