大学生がUSCPAに挑む!関西外大の上林さん
大学4年でアメリカの公認会計士資格であるUSCPAに合格した関西外国語大学の上林さん。推薦入学でスムーズに進んできた彼の勉強法や職業ビジョンについて迫ります。彼がどのようにして高難度の試験を突破したのか、一緒に見ていきましょう。
USCPAとは?
USCPA(US Certified Public Accountant)は、アメリカでの公認会計士資格。多くの金融機関や企業で求められる重要な資格で、財務会計や監査、税法などの専門知識が必要です。上林さんは、アメリカ・モンタナ州の試験を受験し、合格を果たしました。
試験科目は、FAR(財務会計)、AUD(監査)、REG(税法)、TCP(ビジネス法)の4つ。特にFARは難しい科目で、上林さんは4回目の挑戦でやっと合格することができました。合格率の低い試験にも関わらず、彼は粘り強く挑戦を続けました。
上林さんの勉強法の秘密
上林さんは、これまでの人生で受験勉強の経験がなかったため、効率的な学習方法を確立するのに時間をかけたとのこと。彼のスタイルはとても柔軟で、毎日の学習時間を固定せず、「時間がある時に勉強する」ことを心がけました。これにより、ストレスを感じることなく、自分のペースで学習を進めることができたそうです。
勉強する際の具体的な流れは、問題集を解いて間違えた部分を教科書で確認するというものでした。このようにして、しっかりと理解できるようになるまで繰り返し問題に取り組んでいきました。
英語力の重要性
上林さんの学び始めた頃の英語力は、TOEIC815点、TOEFL553点だったそうですが、外大での授業には問題なくついていくことができたとのこと。そして、USCPA試験では会計や税法の専門用語が多数出てきますが、基礎的な英語力が確保できていれば挑戦可能とのことです。実際、USCPAを勉強することでさらに英語力も向上したと彼は語ります。
会計とその関心
英語力だけでなく、会計知識やその興味も非常に重要です。上林さんは外大での授業を受けながら、簿記2級も取得し、基礎的な知識を身につけました。自身は数字が得意ではないと感じていたそうですが、勉強を通じて会計の必要性を再確認し、モチベーションを高めていったとのこと。
将来の展望
将来的には、米国で専攻したファイナンスとUSCPAの資格を活かして、グローバルに活躍できる財務・会計のスペシャリストを目指している上林さん。彼は国内外の監査法人や日本の商社のコーポレート部門、さらには金融機関でのキャリアを考えています。
彼の努力と情熱は、将来の成功を強く引き寄せるでしょう。これからの活躍に期待が高まります。関西外大の上林さんの挑戦を通じて、同様の目標を持つ学生や若者にとっても大いに参考になるお話でした。