リバスタが新たなオプションサービスを発表
株式会社リバスタ(東京・江東区、代表取締役:高橋巧)は、同社の電子マニフェストサービス『e-reverse.com』において、資源有効利用促進法に基づく「再生資源利用〔促進〕計画書」や実施書の作成が可能となるオプションサービスの開発に着手したことを発表しました。このオプションサービスは、2025年秋頃に提供開始される予定で、一般財団法人日本建設情報総合センター(JACIC)が新たに展開する「コブリス・プラス」と自動連携できることが特長です。
環境への配慮が求められる中で
持続可能な社会を築くためには、限りある資源を有効に活用し、再利用を進めて環境負荷を減らす「循環型社会」の実現が必要です。このために、「資源有効利用促進法」や「建設リサイクル法」が制定され、特に建設業界では建設廃棄物の適切な管理が求められています。2023年からは、元請会社に対して再生資源利用計画書の提出が義務付けられ、業務負担が増大しています。
業務の煩雑さを解消
新たに開発されるオプションサービスは、これらの課題を解消し、業務負担を軽減することを目指しています。具体的には、計画書や実施書の作成、登録、管理を「e-reverse.com」で一元管理できる機能を提供し、かつ「コブリス・プラス」との自動連携により、効率化を実現します。
これまで元請会社は、建設工事において副産物の情報を「建設副産物情報交換システム(コブリス)」で手動で作成する必要があり、煩雑な作業が課題とされていました。しかし、この新サービスでは自動反映機能を備えており、手間を大幅に削減します。
JACICとの連携も
今回の発表に際し、JACICからはエンドースメントコメントも寄せられています。JACICは「コブリス・プラス」がデータ登録作業の効率化を目指す中、リバスタがその先駆けとして名乗りを上げてくれたことに意義を感じており、この新サービスが多くの事業者に活用されることを期待しています。
未来の展望
リバスタは、これらの新サービスによって建設業界における法令の遵守や業務の効率化を図るだけでなく、資源循環の促進に向けたさらなるサービス提供に取り組む予定です。現場発生土の管理など、環境保全に寄与するサービスの拡充も視野に入れています。
リバスタは「つくる」の現場から世界を変えることをミッションに掲げ、建設業界のさまざまな課題に対し、ICTを用いて解決する努力をしています。電子マニフェストサービス『e-reverse.com』だけでなく、幅広いソリューションを通じて業界の生産性向上も目指しています。
今後のサステナブルな社会の実現に向けた取り組みに、目が離せません。