未来の電力を形にする「ねじねじ」の魅力と万博展示計画

2025年、大阪・関西万博が開催されます。この万博では、新たな技術やアイデアが世界中から集まることが期待されており、その中でも特に注目されているのが、株式会社SIRC（サーク）が出展する未来の電力センサ「ねじねじ」です。今回はこの「ねじねじ」に焦点を当てて、その魅力や展示内容について詳しくご紹介します。

「ねじねじ」とは？

「ねじねじ」は、家庭でのエネルギー管理を革新することを目指した超小型電力センサです。2050年の未来では家庭の生活スタイルも大きく変わり、必要なエネルギーを効率よく使用することが求められます。「ねじねじ」は、家電の電源コードに後付けするだけで、自動的に電力使用データを収集・分析し、その結果を見える化する機能を備えています。

このセンサはAIによる自動最適化機能を搭載しており、ユーザーのライフスタイルに応じた最適なエネルギー管理を提供します。すなわち、家庭内のエネルギーの使用状況を的確に把握し、無駄を省く手助けをしてくれるのです。

2050年の大阪を舞台にした物語

「ねじねじ」の登場人物として、2035年生まれの高校生「さくら」がいます。彼女は大阪市中央区久太郎町に住み、一人暮らしを楽しみながら、日々の生活を「ねじねじ」に助けられています。彼女はレトロなビルに住みつつ、オンラインで世界中の講義を受講している現代の若者です。

さくらは、放課後に友達と靭公園でテニスを楽しみ、時には忘れ物をする一面も持ち合わせています。そんな彼女の日常に「ねじねじ」は欠かせない相棒であり、最新テクノロジーを駆使したエネルギー管理の恩恵を受けています。

万博での展示内容

SIRCは、2025年の万博において「ねじねじ」をはじめとする未来のエネルギー管理技術をパネル展示で紹介します。展示期間は2025年5月13日から5月19日まで、大阪市此花区夢洲にある「大阪ヘルスケアパビリオン」にて行われます。ここでは、「ねじねじ」の性能や仕組みをオリジナルのアニメーションとユーモアあふれるキャラクターたちを通じて楽しく学ぶことができます。

展示のテーマは「Rethink まちからはじまる、脱炭素への取り組み」で、まちと社会、これからの生活を描く内容になっています。SIRCは、大阪商工信用金庫が実施主体となるこのパビリオンの中で、最先端のエネルギー管理技術の紹介を通じて、大阪の未来を考えさせるきっかけを提供します。

パビリオンの概要

大阪ヘルスケアパビリオンは、「いのち」と「健康」、近未来の暮らしをテーマに、大阪の魅力を発信します。大阪府と市が共同運営し、未来のヘルスケアや生活様式の価値創造を目指す取り組みが繰り広げられます。このパビリオン内に設置される「リボーンチャレンジ」では、大阪の中小企業やスタートアップから400を超える新技術が展示され、毎週異なる26のテーマで体験を提供します。