日本のアマチュアアーティストがニューヨークの舞台に挑戦した瞬間

アポロアマチュアナイトジャパンの華やかな舞台

2025年3月12日水曜日、アメリカ・ニューヨークのハーレム地区にあるAPOLLO THEATER（アポロシアター）にて、年一回のアマチュア競演「APOLLO AMATEUR NIGHT JAPAN 24-25」の優勝者である「ゼロから打ち師始めます。」、さらに審査員特別賞を受賞した「戸辺葵」が選ばれ、同大会の舞台に立ちました。彼らは日本の文化を紹介する機会に恵まれ、日本のアマチュアアーティストとしての誇りを背負い、ニューヨークの観客と対峙しました。

開会の興奮

開演前からDJ JESSが会場の雰囲気を盛り上げ、興奮が高まる中、アポロシアターの90周年を祝うスペシャル映像が流れます。MCのCAPONEが登場し、観客とのインタラクションを交えつつ盛り上げる姿は、とても印象的でした。これから始まる本編への期待感が高まる中、まずは「CHILD STARS OF TOMORROW」というキッズ部門がスタートしました。

3組の子供たちがそれぞれの持ち味を披露し、特に「COLE BELLORGEY」のパフォーマンスが圧巻でした。明るい声と元気な動きでジャクソン5の名曲を歌い上げる様子に、観客からの賞賛の声が飛び交います。このパフォーマンスが彼をトップに押し上げた理由は、彼の歌声とステージでの存在感に他なりません。

大人たちの激戦

続いては「ADULT SEGMENT」の大人部門。ここでも各アーティストたちが熱戦を繰り広げますが、早くもブーイングが起こり、厳しい評価を受けたアーティストも。特にミュージシャンの中にはなかなか会場の期待に応えられない者もいました。その中で、「MARKISHA」のパフォーマンスがスタンディングオベーションを受け、会場の雰囲気を一変させました。

日本の代表たちの舞台

そしていよいよ、特別ゲストとして登場する日本の代表アーティストたち。「戸辺葵」のパフォーマンスが始まり、日本大会での気品あふれる舞踏が再現されます。観客はその鮮やかな衣装とアクロバティックな動きに魅了され、熱狂の渦に巻き込まれました。

続けて、「ゼロから打ち師始めます。」が登場し、彼らの持ちネタ「ヲタ芸」を披露。日本のユニークな文化をエンターテイメントの形で表現し、多くの観客が新鮮な感動を味わいます。

終演後の温かい反響

パフォーマンス後には、観客から集まる称賛の声。「素晴らしかった！」をはじめとする言葉が、特に「ゼロから打ち師始めます。」のパフォーマンスに対する出迎えのように響き渡りました。この経験が、日本のアーティストたちにとって自信を与え、世界へと羽ばたくきっかけとなったのです。

出演者の感想

「ゼロから打ち師始めます。」のメンバーは、ニューヨークの反応が思いのほか良かったことに驚き、今後の活動への意欲を新たにしました。「戸辺葵」も観客による応援が大きな勇気になり、良いパフォーマンスができたことに満足そうでした。日本文化を世界に広めるという使命を果たしたこの瞬間が、二人にとって特別な思い出となったことでしょう。