令和高校生が選ぶ「若者の気持ちを理解するテレビ局」ランキング
近年、テレビは「オールドメディア」と呼ばれることが多くなり、高齢者向けのコンテンツが増える中、若者たち、特に30代以下の視聴離れが問題視されています。しかし、果たしてすべての若者がテレビを嫌っているわけではなく、逆にテレビを支持している若者も存在しています。そこで、10代の現役高校生を対象とした「ワカモノリサーチ」による調査が実施され、「若者の気持ちがわかっている」と思うテレビ局についての結果が発表されました。今回はその結果をランキング形式でご紹介します。
第1位:TBS系列 (36.9%)
調査結果のトップに君臨したのは、TBS系列。約4割近い高校生が「若者の気持ちをわかっている」と回答しました。これにはいくつかの要因が見えます。特に、アイドルグループ「Snow Man」の出演や、K-POP系の番組が多い点がポイントです。高校生たちはTBSを、アイドルやタレントによる若者向けコンテンツが豊富であると感じているようです。
具体的な番組名としては、「カウントダウンTVらぶ!」や「水曜日のダウンタウン」、「モニタリング」などが上がり、バラエティやドラマにおいて若者の興味を引く企画が多いことも支持される理由になっています。特に「火曜10時のドラマ」では、恋愛系ストーリーが多くなっている点が評価されているようです。
第2位:フジテレビ系列 (22.9%)
次に支持を集めたのがフジテレビ系列で、主に若者向けのバラエティ番組に対する評価が高い結果となりました。「めざましテレビ」が特に注目を集め、多くの高校生から「トレンドを知ることができる」との声が聞かれました。他にも「新しいカギ」や「ドッキリGP」などの番組が若者に支持されており、若者が楽しめるコンテンツを提供していることが評価されています。
第3位:NHK (16.8%)
意外に思われるかもしれませんが、NHKも第3位にランクインしました。NHKは多くの若者が幼少期に視聴していた「Eテレ」などの子供向け番組に対する親しみから支持を得ています。特に「いないいないばぁ」や「おかあさんといっしょ」は、今でも高校生たちの記憶に残り、視聴しているという意見も聞かれました。
第4位:日本テレビ系列 (16.4%)
「世界の果てまでイッテQ!」や「月曜から夜ふかし」などの人気番組を挙げる高校生が多く、またアイドルグループ「SixTONES」の冠番組「Golden SixTONES」の影響も顕著です。「日本テレビはなぜか安心感がある」という意見も多く、テレビを見ながらのリラックスタイムもあるのでしょう。
第5位:テレビ東京系列 (3.9%)
テレビ東京系列は「アニメが多いから」という理由で支持されています。特にアニメファンの高校生たちからは好意的に受け入れられています。
第6位:テレビ朝日系列 (3.2%)
最後にテレビ朝日系列がランクインしました。こちらもアニメが多く、「クレヨンしんちゃん」や「ドラえもん」などが人気です。
今回の調査から、熱心にさまざまな番組を視聴している高校生たちの傾向が明らかになり、どのテレビ局が彼らの期待に応えられているかが浮き彫りとなりました。詳細な結果については「ワカモノリサーチ」の公式サイトをぜひご覧ください。