子どもたちの夢を発信
2025-06-30 11:05:49

国連パビリオンでの写真展「おとなになったら」が子どもたちの夢を発信

大阪万博で開催される特別な写真展



2025年の大阪・関西万博において、国連のパビリオンで開催される特別な写真展「One Day, I Will(おとなになったら)」が注目されています。この写真展は、国際連合人道問題調整事務所(OCHA)の主催のもと、株式会社公文教育研究会(KUMON)の協賛で実現しました。フランスのドキュメンタリー写真家ヴァンサン・トレモー氏の作品が展示されるこのイベントは、2025年7月2日から7月10日まで行われます。

この展示のテーマは、虐げられた状況にある人々の尊厳を守ることや、共通の人間性についてです。トレモー氏は、2014年から20か国以上で人道危機の影響を受ける子どもたちの夢を記録し続けてきました。彼の「おとなになったら」プロジェクトでは、子どもたちが自身の将来を想像し、身の回りのものでなりたい自分を表現する姿が強調されています。

プロジェクトの背景と目的



OCHAが推進するこのプロジェクトは、国際的な人道理解を深めることを目的としています。トレモー氏は、写真を通じて希望を語りかけ、夢を追う子どもたちの姿を記録することで、教育の大切さを訴えかけています。特に、紛争や災害で苦しむ環境下にいる子どもたちに焦点を当て、彼らが抱く希望や未来のビジョンを描いています。

能登での新たな挑戦



この写真展は、2024年に発生した能登半島地震の影響を受けた石川県の子どもたちのポートレートを新たに展示することでも注目されます。トレモー氏は、KUMONの支援のもと、初めてできた石川県を訪れ、地元の小学生や高校生とともに撮影を行いました。子どもたちは、厳しい環境や被害の中でも、未来への夢を語りました。たとえば、消防士やアイスクリーム屋、大工などに扮した子どもたちの姿や、初の女性消防士を目指す女の子のエピソードなどが印象的です。

主催者の意図



OCHAのメッセージには、「日常が崩れる中でも学び続ける子どもたちの姿は希望の象徴」という思いが込められています。このプロジェクトは、教育を通じて子どもたちの可能性を引き出し、どのような状況でも自信を持って成長していくことを後押しする取り組みです。教育の力は、子どもたちに平等な機会を与え、彼らが再び立ち上がるための支えとなることを約束しています。

写真展の詳細



  • - タイトル: 「One Day, I Will(おとなになったら)」
  • - 写真家: ヴァンサン・トレモー(Vincent Tremeau)
  • - 会期: 2025年7月2日(水)~10日(木)
  • - 場所: 大阪・関西万博・国連パビリオン内特別展示スペース
  • - 公式ウェブサイト: 万博公式サイト
  • - KUMONのインタビュー: KUMON now!

この写真展は、子どもたちの力強い表現を通じて、希望を共有する素晴らしい機会です。訪れることで、多くの人々が子どもたちの夢に触れ、この重要なメッセージを受け取ることができるでしょう。


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