革新の3D技術
2025-09-24 12:58:35

建設業向けCADの未来を切り開く最新3D点群処理システム登場

新たな可能性を生み出す「TREND-POINT」Ver.12の魅力



2025年10月21日、福井コンピュータ株式会社がリリースする「TREND-POINT」の最新バージョンは、革新的な3D表示技術を駆使した点群処理システムです。これまでのバージョンから進化し、数々の新機能が追加され、建設業における業務を一段と効率化します。

1. 3D Gaussian Splatting(3DGS)による写実的表現



新たに加わった「3D Gaussian Splatting」は、点群データを滑らかな表現に変換し、実物に近い3Dモデルを生成する技術です。この技術は、従来のレーザースキャナーよりも低密度の点群でも高い写実性を確保しており、特に細部の表現、例えば文字や微細な凹凸、ガラス面などが圧倒的に鮮明に再現されることで、インフラの維持管理や災害記録、更には遺跡と文化財のデジタルアーカイブにも利用されることが期待されます。

2. 点群と写真の重畳表示



新機能として追加された点群と写真の重畳表示によって、正確な座標を持つ点群データに、視認性の高いパノラマ写真を重ねることが可能になりました。この結果、特にトレースやマーキング作業が効率的に進行できるようになり、維持管理業務や調査・点検作業でも大いに役立つでしょう。

3. 球体表示による視認性の向上



各点群間の空隙を埋めるために、点群を球体に変換して表示する機能が追加されました。これにより、対象物を拡大した際に形状や色彩の認識がより容易になり、細かな部分を詳しく分析することが可能になります。

4. AR出力で進化する出来形管理



「TREND-POINT」Ver.12では、出来形管理のAR出力機能も搭載され、令和7年度の3次元計測技術に則った新たな方法論が実現します。これは、ARデバイスを活用した面管理が進められることを意味し、これまでの紙資料を用いた方法から脱却し、よりリアルタイムに状態把握が可能になります。

5. その他の便利な新機能



  • - 注釈への情報付加: 点群上に写真や動画、図面を登録できる機能により、現場の状況を詳細に伝えることができます。
  • - ブラシ選択: 点群から不要な部分を効率的に削除できる機能も追加され、操作性が向上。
  • - GeoTIFFファイル読込の高速化: データ処理の速度向上も果たし、作業効率が格段に向上しました。

まとめ



福井コンピュータが手がける「TREND-POINT」Ver.12は、建設業界に革新をもたらす新たな道具となることが期待されています。新たな機能は、ただの作業効率化におとどまらず、進化する技術に取り組む姿勢を象徴しています。これからも福井コンピュータの動向に目が離せません。


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