三菱食品とローソン、EVトラックによるチルド配送の革新へ
2026年から、三菱食品株式会社と株式会社ローソンが連携し、チルド配送に初めてEVトラックを導入することが決定しました。これは、物流業界におけるCO₂排出量削減を目指した重要な一歩となります。
EVトラック導入の背景
三菱食品は、子会社の株式会社ベスト・ロジスティクス・パートナーズ(BLP)と共に、神奈川県川崎市に新たに設置するEV充電設備を活用し、三菱ふそうトラック・バス社製のEVトラック「eCanter」を2台導入して、ローソン店舗向けのチルド配送を行います。環境に優しい運送方法の採用は、サステナビリティを重視する企業にとって、もはや選択肢ではなく義務となってきています。
環境への配慮
今回の取り組みは、三菱商事がユアスタンドと連携して設置する充電設備のもと、CO₂排出量を実質ゼロにすることを目指しています。さらに、MCリテールエナジーから供給されるCO₂フリーの電力プランも併せて利用することで、年間約35.4tのCO₂排出削減が見込まれています。このように、物流から配送までを通じて環境負荷を軽減することができるのです。
取り組みの拡大
三菱食品とBLP、ローソンは、今までにも燃料電池トラックやバイオ燃料の導入実証など、様々な形で配送由来のCO₂排出量削減に努めてきました。さらにEVトラックの導入もその選択肢とし、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを強化していく方針です。
有名な企業が手を取り合って環境問題に取り組む姿勢は、他企業にとっても大いに刺激となるでしょう。三菱食品グループは2030年の目標に向けて、2050年にはカーボンニュートラルを掲げ、CO₂排出量の60%削減を目標としています。
ローソンの具体的な目標
ローソンでは2030年に店舗あたりのCO₂排出量を2013年比で50%削減するという明確な目標があります。2050年には同削減率が100%を目指すという、大胆かつ具体的なプランを立案しています。これに向けた省エネルギー施策や創エネルギーの取り組みが大きなカギとなるでしょう。
今後の展望
三菱食品、BLP、ローソンの3社は本プロジェクトの成果を基に、EVトラックの導入をさらに全国各地の物流拠点に広げていく計画です。カーボンニュートラルを実現するためのスピード感を持った行動が求められる中、この取り組みが地域社会や顧客との信頼関係を深める一助となることは間違いありません。
持続可能な社会を構築するために、企業が協力し合っている姿勢は、未来に向けた重要なメッセージを発信しています。今後の取り組みに注目していきたいですね。