岡山大学の脱炭素挑戦
2025-12-03 00:58:30

岡山大学が脱炭素人材育成プログラムに参画し地域と共創を推進

岡山大学が、ちゅうぎんフィナンシャルグループ及びひろぎんホールディングスの共同で始まる「CFP人財育成プログラム」に参画することが決まりました。このプログラムでは、カーボンフットプリント(CFP)の算定に関する専門知識を持つ人材を育成し、地域の脱炭素化を後押しすることを目的としています。特に、2025年3月28日に締結された「山陽地域のサステナビリティ推進に向けたパートナーシップ協定」に基づいて進められており、地域全体の持続可能性がテーマです。

プログラムには、岡山大学の天王寺谷達将准教授と舩倉隆央副本部長がアドバイザーとして参加します。両氏は、専門知識と経験を生かして、地域金融機関の脱炭素経営支援に貢献する役割を果たします。特に注目されるのは、2025年11月13日にオンラインで開催されたキックオフセミナーです。ここでは、一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)の仲井俊文氏が講演し、脱炭素社会への移行に向けた流れや地域金融機関の重要な役割について語りました。

参加者として約100名の金融機関の行員や社員が集まり、熱心に講義を受ける姿が印象的でした。舩倉副本部長は、CFPを通じた価値創造について紹介しました。彼はCFPが企業のライフサイクル全体を可視化し、単なる排出量管理に留まらず新たな価値の発見につながる重要な手法であると強調。その中で、岡山大学の学生が地域企業と連携して進めているCFPチャレンジの成果もプレゼンされました。この取り組みは、学生・企業・大学が共創的に進める意義を証明するものであり、地域における脱炭素を支える「共通言語」として機能しています。

岡山大学のこの活動は、「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の一部でもあり、大学自身の職員の専門性を高めて地域社会に貢献する一環として位置付けられている点が重要です。今後、このプログラムは2026年3月まで実施される予定であり、企業に対するCFP算定支援を通じて、地域に根ざした持続可能な経営選択肢の普及を図ることが期待されています。

これまで大学は地域企業と協力し、環境省の「地域ぐるみでの脱炭素経営支援体制構築モデル事業」への採択など、多岐にわたる取り組みを行ってきました。今後も岡山大学は、学生や地域企業、行政、金融機関との連携を深め、地域の脱炭素化に向けた挑戦を継続させていきます。以上の活動は、地域社会の持続可能な発展に寄与し、岡山大学が進化していくための新たなステップとなるでしょう。


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