「セヴィリャの理髪師」メトロポリタン・オペラ最新作の魅力
7月11日(金)から1週間の限定上映がスタートするロッシーニの名作オペラ「セヴィリャの理髪師」。
この作品は、ニューヨークのメトロポリタン・オペラ(略称:MET)から直接届けられる特別な体験です。観客はスクリーンを通して、オペラの迫力と美しさを身近に感じることができます。
物語の概要
「セヴィリャの理髪師」は、モーツァルトの「フィガロの結婚」の前日譚で、アルマヴィーヴァ伯爵が恋するロジーナのために、理髪師フィガロと共に奮闘するという喜劇。舞台は18世紀のスペイン・セヴィリャで、ユーモア満載のストーリーが魅力です。
演出を手掛けるのはトニー賞受賞歴を持つバートレット・シャー。彼の手によって、歌手たちがオーケストラの前を行き来してパフォーマンスを繰り広げることで、観客との距離が縮まります。この工夫により、観客は作品の持つ奥行きを一層楽しむことができます。
豪華なキャスト
指揮を執るジャコモ・サグリパンティは、ベルカント・オペラに特化した才能豊かな指揮者です。彼もまた、待望のMETデビューを果たします。
そして、アルマヴィーヴァ伯爵役には若手ロッシーニ・テノールのジャック・スワンソン、ロジーナ役には20代でスター・メゾとして確立したアイグル・アクメトチナ、フィガロ役には性格豊かな歌声と映画俳優のような容姿を持つアンドレイ・ジリカウスキが名を連ねます。新進気鋭の星たちがそろうこの公演は必見です!
解禁された映像
さらには、演目の魅力をより感じるために、予告映像と本編からピックアップされた歌唱シーンが解禁されました。特に、アイグル・アクメトチナが歌う「今の歌声は」や、変装したアルマヴィーヴァ伯爵とロジーナのシーンでは、初恋の喜びが存分に表現されています。これらの映像は、作品への期待を一層高めてくれることでしょう。
期待される物語のクライマックス
この喜劇は、アルマヴィーヴァ伯爵とフィガロがロジーナを助け出すために奮闘し、彼らに対抗するロジーナの後見人ドン・バジリオとのやりとりが笑いを誘います。登場人物たちの動きや表情、そして歌声が、観客を物語の中へ引き込んでいきます。
映画の詳細情報
- - 上映期間: 7月11日(金)~7月17日(木)
(東劇のみ7月24日(木)まで上映)
- - 上映館: 東劇・新宿ピカデリーなど全国21館
- - 上映時間: 約3時間22分(休憩1回あり)
この作品は、オペラファンでなくとも楽しめる笑いと感動が詰まっています。ぜひ劇場でその魅力を体感してください。公式サイト(
こちら)もご参照ください。