山田裕貴が語る！新著『怪人』に込めた思いやファンへの感謝

山田裕貴の新著『怪人』の魅力

2025年に発売された山田裕貴の新著『怪人』が、ファンの間で大きな話題を呼んでいます。この本は、彼が約6年間にわたって連載してきた「山田裕貴の怪人百面相」をまとめたもの。ファンにとっては待望の一冊であり、俳優としての彼の多様な一面を垣間見ることができます。

山田さんは、これまでに演じてきたさまざまな役柄を通して、俳優としての活動を深掘りすることに挑戦してきました。本書では“役を生きる”をテーマに、彼の内面的な探求を物語形式で展開しています。彼が演じたキャラクターや、人ならざる存在になりきる姿び描かれており、読者はその独特な視点から彼の本質を知ることができます。

ファンへの恩返し

この本を出版するのは、実に8年ぶり。新型コロナウイルスの影響により、ファンにはわずかな形でも楽しんでもらえるように、映画館や作品への支出を控えたかったという山田さん。そんな思いから、東京ニュース通信社の提案に応じて形になった「怪人」は、彼自身が手がけた作品です。彼は一つひとつのページに対して深い情熱を注ぎ、自己表現以上に他者の視点から見える自分を意識しました。

「連載中は無理難題もたくさん提案していましたが、それを受け入れてくれた編集者の皆さんの感謝を形にしたいと思った」と語る山田さん。その思いは、ファンへの感謝の意を示すものであり、本書を手に取ることでその思いが伝わることを願っています。

さまざまなテーマに挑戦

山田さんが特に印象に残っているのは「着ぐるみ」や「アリ」、さらには「クラゲ」のテーマでの撮影です。中でも“着ぐるみ”は、彼が顔を出さずに次々と子供たちとふれあう様子が印象的で、演技の結果がどう受け取られるか分からない中での自己探求も反映されています。このテーマでは、俳優としてのカメラワークやイメージの形成について深い気づきを得たそうです。

また「アリ」の撮影では、現場のクリエイティブな雰囲気が一層強調されたと振り返り、自身とスタイリスト、カメラマンのアイデアがうまく融合し、予想を超えた作品に仕上がったと語りました。この体験は、山田さん自身が現在の自身に対する自信を持つきっかけともなり、さらに成長を求める姿勢につながっています。

俳優としての思考と今後の抱負

約6年という長い連載の中で、世界や自身の変化を感じた山田さん。スタッフや多くのファンに支えられてきたことに対する感謝を忘れずに、今後の活動にも期待を寄せています。「ファンの方々に形に残るものを提供できることが嬉しい」と述べ、俳優としての姿勢を大切にしつつ、自分自身も成長し続けることを誓います。

最後に山田さんは、ファンに向けて「今は慌ただしい日々ですが、その中でも自分自身を見失わず、常に全力でがんばっていきます。だからこそ、これからも応援してください」とメッセージを送ります。ファンにとって、この一冊は彼の心情や今後の作品へ向けた思いをますます深く理解するための貴重な資源となることでしょう。