大野公士の個展「Deus sive Natura -生と死の境界領域-」開催
大阪の現代アートギャラリー「ICHION CONTEMPORARY」で、彫刻家・大野公士の個展が2026年4月7日から5月2日まで開催されます。本展のタイトルである「Deus sive Natura」はラテン語で「神即ち自然」を意味し、大野の作品にはこの哲学的なテーマが流れています。
大野公士は、1996年に多摩美術大学大学院彫刻専攻を修了して以来、30年以上にわたり死生観と存在についての探求を続けてきました。彼のアートは仏教哲学や物理学などの広範な知見を基にしており、その表現は木彫の立体作品や廃材を用いた大型彫刻など、多岐にわたります。特に、廃材を使った作品は、現代の問題意識を反映したものとなっており、経済的にも環境的にも持続可能なアート制作を志向しています。
本展のプレビューイベントとして、4月4日にはトークショーが行われます。ここでは大野公士自身が作品やテーマについて語るほか、ゲストでアートイベントを手がける鈴木朋幸氏との対談も予定されています。この対談は、ICHION CONTEMPORARYの代表である上一音氏がファシリテーションを担当し、アートの背景や大野の思いをじっくり聞く貴重な機会になるでしょう。
ギャラリーが位置する東梅田のICHION CONTEMPORARYでは、6階にわたる安藤忠雄建築の空間を活かし、回遊式のインスタレーションが展開されます。この作品群は、生と死の境界というテーマを具現化し、訪れる人々に深い思索を促します。大野は「生」と「死」が混在する最近の国際政治や社会状況に対して、アートを通じて何を表現できるのかという問いを投げかけています。
さらに、入場料は無料となっており、予約なしでも気軽に足を運ぶことができます。来場者はぜひこの機会に、大野公士の作品と向き合い、生命の深淵を感じ取ってほしいと思います。
本展は、現代アートの新しい可能性を探る一つのステップであり、アートを通じて生命や存在について再考するチャンスです。大野公士の独創的なアトリエから生み出される作品が、どのように観衆の心に響くのか、ぜひ体感しに行ってください。
展覧会概要
- - タイトル: Deus sive Natura -生と死の境界領域-
- - 会場: ICHION CONTEMPORARY 〒530-0055 大阪府大阪市北区野崎町9-7
- - 会期: 2026年4月7日(火)~5月2日(土)
- - 開館時間: 11:00~18:00(最終入場17:30)
- - 休館日: 日・月・祝日
- - 入場料: 無料
この展示が大阪の現代アートシーンにどのような影響を与えるのか、大変楽しみです。ICHION CONTEMPORARYでは、大阪を拠点に、アートが持つ力を最大限に生かし、地域社会に新しい価値や感動をもたらす取り組みを続けています。大野公士の個展は、その道の一環として、ぜひ訪れてみたい展示です。