新たな短編映画の祭典『MIRRORLIAR FILMS Season7』の魅力
2020年から始まった映画プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS』は、新たな映画制作の形を提案しています。シーズン7では、加藤浩次監督の作品を含む5本の短編映画が公開されることになりました。特に注目すべきは、愛知県東海市と連携した地域振興プロジェクトとしての側面です。このプロジェクトは、メジャーとインディーズを融合させ、多様な才能が集うオムニバス形式で展開されています。
ヒューマントラストシネマ渋谷での劇場公開
『MIRRORLIAR FILMS Season7』は5月9日から劇場公開されていますが、5月16日からは映像配信サービス「Lemino®」でも配信が始まります。劇場での上映とオンライン配信の両方を楽しむことができるのが、この映画プロジェクトの魅力の一つです。
先述の通り、5本の短編映画はそれぞれ異なる監督によって作られており、異なる視点やテーマが描かれています。たとえば、加藤シゲアキが手掛けた『SUNA』は、謎の事件に魅了された刑事の物語で、興味深い展開が待ち受けています。また、加藤浩次が監督した『Victims』は、ひとクセあるカップルが車内で繰り広げるドタバタ劇が描かれています。
地域連携による地方創生の取り組み
シリーズ5以降は、地域に拠点を置いての映画制作を進めており、地域振興を通じて新たな人材を育成することが目的とされています。『MIRRORLIAR FILMS Season7』は、愛知県東海市に焦点を当て、映画を媒介にした地方活性化の試みとして注目を集めています。特に、隈研吾設計の「東海市創造の杜交流館」でのプレミア上映は、多くの人々が集まるイベントとして期待されています。
映画鑑賞の経験は、通常の劇場での視聴に加えて、各作品をじっくりとLeminoで楽しむことができるのも特長です。配信に加え、監督や出演者が参加するトークイベント「オープントークLIVE」もあり、視聴者との交流を深める機会が設けられています。
各短編映画の内容を詳しく紹介
『SUNA』は、東海市で多発する奇妙な事件に挑む刑事の姿を描いています。彼の前に現れる老婆との関連性が明らかになっていく様子は、観客を引き込むことでしょう。また、坂本ショーン監督の『ウエディング』は、内戦下のアメリカを舞台に父親の視点から結婚式を振り返る深い物語です。
武田成史監督による『KUTSUYA』は、日常生活が一変する男の奮闘を描いており、独特な設定が話題に。『Victims』は、ドライバーの登場により引き起こされる事件が描かれ、スリリングな展開が観客の興味を引きます。最後に、香月彩里の『ヒューマンエラー』は、AIをテーマに最新の詐欺手法と戦う男の物語が描かれています。
映像配信サービスLeminoでの楽しみ方
5月16日から順次配信が開始される『MIRRORLIAR FILMS Season7』は、月額990円(税込)の「Leminoプレミアム」に加入すれば視聴可能です。初回は1か月無料で試せるため、これを機にさまざまな映画作品を楽しむのも良いかもしれません。
俳優やクリエイターが手掛ける多彩な短編映画の世界を、「MIRRORLIAR FILMS」を通じて発見し、新たな視点や刺激を得ることができるでしょう。今年の映画シーズンは、このプロジェクトから目が離せません!