次世代のものづくりを支える「meviy for education」公募開始！

株式会社ミスミグループ本社が提供する機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy」は、2025年度の教育機関向け支援プログラム「meviy for education」の公募を開始しました。このプログラムは、ものづくり産業の未来を見据えた人材育成を目的としており、教育機関（学校法人）を対象に様々な支援を行います。

「meviy for education」の趣旨と内容

「meviy for education」は、特にものづくりに興味を持つ教育者や学生を応援するプログラムです。選考を通過した団体には、meviyで部品購入時に使用できる最大10万円分のクーポンが提供されるほか、meviyの特別講座も用意されています。このプログラムは2023年に新設され、今回で3度目の実施となります。過去の参加団体には、静岡大学や九州大学、東北大学などが含まれ、非常に好評を得ました。

meviyのプラットフォームではAI技術を活用して、設計データから加工不可能な部分を検出し、改善案を提示する機能が搭載されています。この機能を使用することで、学生は設計時に重要な学習効果を得られ、即時に価格と納期を確認できるため、実践力を高める有益なツールとして全国の約3割の教育機関に活用されています。

応募と支援の概要

この支援プログラムは、以下の条件を満たす教育機関が対象です：

- 大学・大学院、短期大学、専門学校、高等専門学校、高等学校に所属し、学生団体が存在すること
- 3D CADを使用してものづくりに挑んでいること
- 商品提供後、レポートやアンケート、取材への協力ができる団体

プログラムの応募期間は2025年6月4日から7月31日までで、支援は2025年9月1日から翌年の8月31日まで行われます。選考基準には、「ものづくりへの熱意」や「ユニークな取り組み」が重視されるため、意欲的な団体はぜひ応募してみてください。

参加団体の声

過去の参加団体からは以下のような声が寄せられています。

- 静岡大学の「Shizuoka University Motors」では、学生フォーミュラの車両製作でmeviyの部品を利用し、設計の自由度が高まり、加工の精度が向上したとのこと。
- 国立鶴岡工業高等専門学校の「羽ばたき堂」では、海洋プラスチックごみの再生研究においてmeviyを活用し、粉砕機の開発に成功しました。

このように、プログラムを通じて実践的な経験を積むことで、学生たちのものづくりへの関心が一層高まります。

今後の展望

ミスミは、ものづくりを支える人材育成において、今後も多様な支援を展開していく予定です。製造業の若者離れや高齢化による人手不足、人材育成の課題に対して積極的に取り組み、次世代の製造業を担う優秀な人材を育成することを目指します。
詳しい情報は、meviy for education特設ページをご覧ください。