舘ひろし氏が語る、災害医療支援の重要性と未来
本日、公益社団法人ACジャパンの支援キャンペーンの新しい広告がスタートしました。今回のキャンペーンに参加しているのは、特定非営利活動法人ジャパンハートです。この団体は日本発祥の国際医療NGOであり、東京都台東区に本拠地を置いています。
この新たな広告キャンペーンは、これで2年連続かつ5回目の展開になります。過去には、世界の医療格差をテーマに情報発信を行ってきたジャパンハートですが、2024年度からは「日本との繋がり」をメインメッセージに掲げています。そして、今回の広告のテーマは、「災害」に焦点を当てています。
日本は地震が多く、その影響で医療が届かない地域も少なくありません。このことから、特に自身が医療支援を受けられない状況に直面する可能性があることに注目し、段階的に社会の中で理解を深めていくことを目指しています。この広告を通じて、もしかしたら自分にも援助の手が差し伸べられる社会を実現することが期待されています。
この広告では、舘ひろし氏がイメージキャラクターとして参加しています。彼は全国各地で災害時に炊き出しなどのボランティア活動を行い、被災地の人々に寄り添っています。ならびに、ジャパンハートの活動が韓国、中国、ミャンマー等の開発途上国において行われているほか、東日本大震災や能登半島地震などの国内での支援にも利用されていることを紹介しています。
舘ひろし氏は、「災害が発生した際の医療現場は非常に厳しい状況です。私自身、いくつかの被災地でボランティアを経験し、そこから多くのことを学んできました。」と語っています。ジャパンハートは、ただ国外での医療支援だけでなく、日本国内でも持続的に支援活動を行っているとし、その信念に強く共感しています。
ジャパンハートは、設立以来、特にアジアの開発途上国において、高度な医療を提供してきました。年間約4万件の医療活動を行っており、これまでの累計は35万件以上にも上ります。また、日本国内では、医療者派遣や災害被災地への現地支援、さらには小児がんを抱える子どもとその家族をサポートする取り組みも展開しています。
「医療の届かないところに医療を届ける」がこの団体の理念です。命を救うだけでなく、人生や心をも救う医療を目指しているジャパンハートは、20年にわたり、患者との一対一の関わりを持ち続けています。今後の活動にも注目が集まります。今回のキャンペーンを通じて、より多くの人々が災害医療の重要性を理解し、支援の輪が広がることがひとつの大きな目標なのです。