『ミステリアス・スキン』公開
2025-03-01 09:26:18

グレッグ・アラキ監督の名作『ミステリアス・スキン』がついに劇場公開!

映画『ミステリアス・スキン』の劇場公開決定



20年前に製作されたグレッグ・アラキ監督の傑作『ミステリアス・スキン』が、ついに劇場に登場します。この映画は、幼少期の虐待によって人生を狂わされた2人の少年の心の傷を描いた作品です。映画は4月25日(金)から東京・渋谷ホワイトシネクイントを皮切りに全国で公開されます。開幕を迎えるにあたり、待望のポスタービジュアルと予告編も初公開となりました。

物語の背景と魅力



この映画は、スコット・ハイムの小説を原作としており、1981年の夏、カンザス州の田舎町を舞台に、8歳の少年、ブライアンとニールの物語が展開されます。2人はリトルリーグのチームメイトで、幼い子供への性的虐待を常習的に行っていたコーチによって一線を越えてしまいます。精神的なショックから記憶を失ったブライアンは、ある日、自身が宇宙人に誘拐されたために記憶を失ったと信じ込みます。それに対し、ニールはコーチとの関係を愛だと思い込んでしまい、自らの身体を売ることを選びます。

この壮絶なストーリーは、2人の少年がどのようにしてそれぞれの人生を歩むのかを描いており、見ごたえのあるドラマと成長を感じさせます。

豪華キャストが魅せる演技



本作には、現在『ブルータリスト』などの監督としても活動するブラディ・コーベットがブライアン役を、当時23歳だったジョセフ・ゴードン=レヴィットがニール役を演じています。さらに、ビル・セイジがコーチ役としての存在感を示し、その他にも急逝が報じられたミシェル・トラクテンバーグや、エリザベス・シューなど多彩なキャストが名を連ねています。彼らが描くキャラクターの心の葛藤や痛みは、観る者を引き込む魅力となっています。

音楽の力が描く深い感情



『ミステリアス・スキン』では、アイスランドのバンド、シガー・ロスによる劇中曲「Samskeyti」が印象的に使われています。また、ハロルド・バッドやロビン・ガスリーが手がけたオリジナル劇伴は、物語の深い感情を一層引き立てています。スロウダイヴやライドなど、シューゲイザーのサウンドが織り交ぜられた音楽は、作品の背景を彩り、視聴者に忘れがたい余韻を残します。

監督の思いと作品への情熱



アラキ監督は、「この物語は、語られるべき話であり、観る人に深い気づきをもたらすことを願っています」と語っています。また、物語への情熱が非常に大きく、「人生のうち、何年かを費やして映画にしたいと思えるほどの情熱と興奮を覚えたのは、この作品に出会ったときだけでした」との思いを込めています。原作者のスコット・ハイムも、「これ以上の映画化はない」と太鼓判を押しており、本作のクオリティを証明しています。

感動と衝撃が交錯する映画体験



『ミステリアス・スキン』はR15+指定作品で、子供への加害が描かれるため、その内容には注意が必要ですが、タブーに触れるこの作品を通じて多くの人々がその重要性を再認識することになるでしょう。幼少期のトラウマを乗り越える姿を描いたこの映画は、映画館のスクリーンで観るべき価値があります。ぜひ、皆さんもこの感動の作品をご覧になってください。

公式サイトでは、最新情報や予告編も掲載されていますので、ぜひ訪れてみてください。

公式サイトページ
YouTube予告編
Filmarks作品ページ


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