ピアニストの角野隼斗さんが発案し、監修を務める「アップライトピアノ・プロジェクト Piano for Myself」が、全国で魅力的な音楽の旅を展開しています。このプロジェクトは、全国17か所に特別仕様のアップライトピアノを設置し、誰もが自由に演奏できる場を提供することを目的としています。2023年7月から始まったこのプロジェクトの第Ⅰ期が成功を収め、2025年4月7日に都内で行われた記者発表会で第Ⅱ期の企画公募が発表されました。
このプロジェクトの副題「Piano for Myself」には、演奏者が自分のために音楽を奏でることの価値を再認識させる意図が込められています。角野さん自身が実験的に使用していた特別仕様のアップライトピアノは、柔らかく繊細な音色が特徴です。演奏することが「聴かせる」から「感じる」へと変化していることが、新たな音楽体験を生んでいます。