地域と医療がつながる新たなコミュニティスペース「GOZEN」始動

枚方・御殿山の地域が一体となった新たな試み

大阪府枚方市に位置する福田総合病院は、開院50周年を迎え、地域と医療の融合を図るべく新たなコミュニティスペース「GOZEN」を開設しました。このスペースは、住民が気軽に立ち寄り、健康について考える場を提供することを目的としています。

クラウドファンディングによる成功

「GOZEN」の開設にあたっては、2025年9月16日から10月31日の約1か月半にわたり、クラウドファンディングを実施しました。目標金額の100万円に対し、最終的には220万円もの支援が集まり、達成率は約220％に達しました。この資金は、スペースのリノベーションやイベントの開催費用など、多岐にわたって活用されます。地域住民や医療スタッフから寄せられた温かい応援の声が、プロジェクト推進の後押しとなりました。

開設に向けた地域の絆

「GOZEN」は、単なる医療提供の場ではなく、地域に住むすべての人々、子どもから高齢者までが気軽に立ち寄れる“まちの居場所”として設計されています。このスペースでは健康づくりや予防医療に関する情報を発信し、地域住民との交流を促進することを目指しています。また、地元の農家や企業、NPOとの共同プロジェクトも進めており、地域全体の健康を推進するプラットフォームとして機能します。

秋祭りでの盛大なお披露目

2025年11月8日には「福田総合病院秋祭り＆GOZENプレオープンイベント」が開催され、多くの地域住民が参加しました。イベントでは、医療相談や健康測定、ハンドマッサージなどのブースが設置され、地域の子どもたちの姿も見られるなど、年齢を超えた交流が生まれました。特に、地域の医療者と住民が気軽に話し合えるこのような機会は、健康意識の向上につながる重要な場となりました。

「GOZEN」の今後の展望

「GOZEN」では、今後も地域社会とのさらなる連携を深めていく取り組みが予定されています。健康に関するワークショップや相談会、子育て世代向けの交流イベント、高齢者のための趣味サークルなど様々なプログラムが展開される予定で、「病院」という枠を超えた新しいコミュニティの中心地としての役割を果たしていきます。

まとめ

福田総合病院の「GOZEN」は、医療と地域が日常的に交わる場所を創出するための一歩を踏み出しました。地域の皆さんとともに、健康で笑顔あふれる未来を作っていくこのプロジェクトに期待が寄せられています。今後もこのコミュニティスペースが、地域の心温まる交流と健康づくりを育む場所として成長していくことを願っています。