環境に配慮した新世代冷暖房システム「GHP XAIRⅣ」をご紹介
ガス冷暖房システムの最新モデル「GHP XAIR(エグゼア)Ⅳ」が登場します。これは、東京ガスエンジニアリングソリューションズ、大阪ガス、東邦ガスの三社が共同開発した製品で、2026年4月から国内で順次販売が開始される予定です。この新型システムは、低GWP(地球温暖化係数)冷媒R32を使用しており、環境への負担を軽減しつつ、省エネルギー効果も同時に実現します。
低GWP冷媒の重要性
フロン排出抑制法により、2021年から業務用空調機器におけるGWPの低い冷媒の使用が求められるようになりました。本製品で使用されているR32は、従来の冷媒と比較して、GWPが約3分の1(GWP=675)以下の「低GWP冷媒」であり、法的基準にも適合しています。これにより、温暖化のリスクを大幅に低下させることが期待されています。
さらなる省エネを実現
また、近年の生成AIの普及やデータセンターの増加に伴い、電力需要は増加傾向にあります。社会全体で「節電」と「省エネ」のニーズが高まる中、「GHP XAIRⅣ」は、この需要に応えるために計画されています。この製品は、消費電力が電気ヒートポンプエアコンの約10分の1という、GHP特有の節電能力を維持しつつ、運転効率を約5%向上させることで、さらなる省エネルギー化を実現しています。
幅広い利用が可能
「GHP XAIRⅣ」は、事務所ビル、商業施設、学校、病院、工場など、さまざまな施設に対応することが可能です。これにより、多くの業界にわたってその利便性を活かし、エネルギー消費の効率を向上させる役割を果たします。
「カーボンニュートラル」への取り組み
このような新型冷暖房システムの開発は、都市ガス業界が進めるカーボンニュートラルに向けた取り組みの一環です。従来の石炭や重油から天然ガスへの燃料転換や、e-メタンと呼ばれる合成メタンの活用が進められており、将来的には既存インフラを無駄にすることなくカーボンニュートラル化を推進できる可能性が高まります。e-メタンは、CO₂を回収し、水素を原料に製造されているため、エネルギー源としての環境負荷をさらに減少させる効果が期待されています。
発表イベントについて
「GHP XAIRⅣ」の正式発表は、2026年1月27日から30日に東京ビッグサイトで開催される「HVAC&R JAPAN 2026」にて行われる予定です。このイベントでは、一般社団法人日本ガス協会や各GHPメーカーのブースで本製品の詳細が紹介されるため、技術や特徴を直接見られる貴重な機会となります。
この「GHP XAIRⅣ」は、環境配慮型の新たな選択肢として、今後の冷暖房システム業界におけるスタンダードとなることでしょう。日本の未来に向けて、温暖化対策と省エネを同時に実現するこの技術に注目です。