東京で考える企業防災とリスクマネジメント
2025年、企業が直面するリスクと対策を見直す重要なシンポジウムが開催されます。関西大学社会安全学部は、
9月12日(金)に東京センターで第9回東京シンポジウムを開催し、企業防災やリスクマネジメントに焦点を当てます。このシンポジウムは特に、
防災庁の新設や
第三者委員会の役割など、今後の企業の危機管理のあり方について討論する貴重な機会です。
自然災害と社会災害の節目の年
2025年は、日本航空のジャンボ機墜落、阪神淡路大震災、JR福知山線の脱線事故など、数々の歴史的な出来事からの節目の年です。これらの災害は、私たちの安全や生活にかかわる多くの重要な教訓を導き出しています。このタイミングで企業の防災やリスクマネジメントを見直すことは、非常に意義深いものです。特に、本シンポジウムの目的は、こうした節目の年を機に、企業の防災部門やリスクマネジメントに関わる専門家や実務者が集まり、知見を深めることにあります。
シンポジウムの内容
シンポジウムは、次の2つの部分に分かれています。まず第1部では、防災庁の新設に関する最新動向と、企業が直面する不祥事対応の「第三者委員会」に関する問題について深く掘り下げられます。ここでは、河田惠昭特別任命教授や、安部誠治名誉教授など、知識豊富な講演者が登壇する予定です。
第2部では、企業防災のあり方や、有効な第三者委員会の運営方法について、具体的な事例を交えながら提言が行われます。最新の研究成果と現場の知見が融合した議論により、企業が実践すべき具体的な戦略や方針が提示されることが期待されています。
増大するリスクへの対応
現代の企業は、地震や気象変動だけでなく、感染症やSNSでの炎上、コンプライアンス違反など、ますます多様化し、複雑化したリスクに直面しています。このような時代において、企業の防災対策やクライシスマネジメントは、より一層重要です。
シンポジウムでは、これらの課題にどのようにアプローチすべきか、登壇者との対話を通じて深く考える機会が提供されます。社会安全学の観点から新たな知見を得ることで、企業と社会が今後どうあるべきかを模索することができるでしょう。
参加概要
- - 日時:2025年9月12日(金)13:30~17:30
- - 場所:関西大学東京センター(千代田区丸の内1-7-12, サピアタワー9階)
- - テーマ:「社会安全学の視点から企業の防災・リスクマネジメントを考える
- - 内容:基調講演, 事例講演, パネルディスカッション, 懇親会・名刺交換会
- - 参加費:シンポジウムは無料、懇親会は有料
- - 詳細:公式ウェブサイト
このシンポジウムは、企業や研究者が集まり、協力して未来の危機管理戦略を見出すための素晴らしいプラットフォームです。関心のある方はぜひ参加をご検討ください。