「クラフトドローンコミュニティ」とは
大阪市に本社を置く株式会社Binarity Bridgeが、日本全国で新たなドローン教育プログラムを展開する「クラフトドローンコミュニティ」を発表しました。韓国発の「COCODRONE」は、紙素材を用いた安全性高く、低コストで利用できるドローンで、特に教育現場で注目を集めています。
クラウドファンディングの成功
このプロジェクトのスタートにあたり、2025年9月から10月にかけてクラウドファンディングを実施しました。その結果、目標金額の303%という高い達成率を記録し、多くの支持を受けました。この成功を背景に、同社は各教育機関でドローンワークショップを開催し、多くの子どもたちに新しい学びの場を提供することを目指しています。
教育現場での潜在力
ドローン技術は、空撮や点検防災等で利用されている一方、操縦資格が16歳以上と定められているため、現状では小中学生が手軽に体験できる教材が不足していました。この「COCODRONE」は、子どもたちが安全に、そして楽しくドローンを飛ばす体験を通じて、運用の仕組みや理工系への興味を自然に引き出します。
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STEAM教育のフレームワーク
「STEAM教育」とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、アート(Arts)、数学(Mathematics)を包括した新しい学び方です。これにより、単に知識を吸収するのではなく、問題解決能力や創造力を育てることができます。Binarity Bridgeは、これを教材として活用することで、子どもたちに新たな視点を提供し、未来の創造者を育てることを目指しています。
クラフトドローンコミュニティの仕組み
「クラフトドローンコミュニティ」は、その名の通り、ドローンを用いた学びを促進する共創の場です。現在、ワークショップの開催に協力いただける教育機関や個人講師を募集し、多様なパートナーシップを形成しています。具体的には、SNSでの情報発信や、ワークショップ開催時のサポートなどの役割を担っていただけます。
次なる展開へ
今後、教育機関や地域イベントと連携し、さらに多くの子どもたちがドローン技術に触れ、この新たな教育方法に参加できる機会を増やしていく予定です。また、日本でも韓国のように家庭でも楽しめるゲームコンテンツを提供することを検討しています。
Binarity Bridgeの代表取締役である金陽信氏は、「クラフトドローンコミュニティを通じて、日本と韓国の子どもたちが理工系の学びを深め、将来的に活躍できる力を養うお手伝いができれば」とコメントしています。
公式サイトの開設
この「クラフトドローンコミュニティ」の詳細情報や、全国各地で行われるワークショップ情報は、公式サイト(
クラフトドローン公式サイト)で随時更新される予定です。多くの教育機関からのイベント参加や、それを検討されている方々への窓口もこのサイトで提供されます。
新しい教育の形「クラフトドローンコミュニティ」が、どのように日本中の子どもたちの未来を切り開いていくのか、大いに期待が寄せられています!